はじめに
昨年に続き、
今年も1年間のトピックスをまとめてみました。
本ブログは、1年間のプレスリリースから当社の今とこれからを象徴するようなニュースを私が選定し、そこにコメントを加えていく形で当社の今をつかみやすくなっていただくことを目的としています。
先日、通期の決算発表を終えたところですので、本題に行く前に、
定量面の振り返りも簡単にしておきます。
17期
- 売上
- 15,722百万円(昨対比 +15.6%)
- 営業利益
- 537百万円(昨対比 △33.7%)
売上は期初予想に対してやや未達になってしまいましたが、営業利益は上回る形で着地しました。
業績に関しての詳細は、ぜひ、決算説明会の方をご覧ください。
FY24の振返りとともにFY25の経営方針を時間をかけてご説明させて頂きました。
勝負どころでは積極投資をしていくことを信条にしている当社ですが、FY25はその経営姿勢が垣間見れるものになっているかと思います。
動画も公開されていますので、ご興味がある方はぜひそちらをご覧いただけると当社の状況や思想・勢いがより伝わるのではないかと思います。
株式会社Speee 2024年9月期通期 決算説明会・金融DX事業戦略説明会
では、本題に行きましょう。
以下が、2023年10月から2024年9月の1年間(17期)にリリースされた主な記事(ニュース)一覧です。
リリース一覧 (※スマートフォンだと一見分かりづらいのですがスクロール表示になっています)
- 2023年11月
- Speee、GPTWの調査にて、2年連続5回目となる「働きがいのある会社」として認定
- 2024年2月
- Speee、GPTW発表 「働きがいのある会社」ランキングにて2年連続ベストカンパニーに選出
- 2024年3月
- 「ONE CAREER」就活クチコミアワード2024にて、GOLD賞を受賞しました
- 日経新聞掲載の「社員の士気が高い企業ランキング」にSpeeeが選出されました
- 2024年7月
- 2024年7月8日(月) 22:58〜放映のテレビ東京『夢遺産~リーダーの夢の先~』に、代表 大塚英樹が出演いたします。
事業(27news)
- 2023年10月
- Speee、ユームテクノロジージャパン社をパートナーとしてAI等の先進技術を活用しセールス&マーケティング領域のDXを強化
- 「社員が面倒がる依頼を、絶対やらせる。」督促自動化SaaS「コンプル」を正式提供開始
- 2023年11月
- Speee、データ活用支援コンサルティングサービス「PAAM」を「バントナー」にサービス名変更
- 2023年12月
- Datachain、Oasys・TOKIと提携。IBCを活用したブロックチェーンゲームのインターオペラビリティ推進へ
- 2024年2月
- 「社員が面倒がる依頼を、絶対やらせる。」督促自動化SaaS「コンプル」、新規格ISMS認証での移行審査完了のお知らせ
- TOKYO FM「ONE MORNING」にて、督促自動化SaaS「コンプル」が取り上げられました
- 2024年4月
- 阪急阪神ホールディングスグループの中核会社、阪急阪神不動 産株式会社が、督促自動化SaaS「コンプル」を導入
- 督促自動化SaaSコンプル、SB C&S経由での販売を開始。全国約13,000社の販売ネットワークを通じて大企業の展開を加速
- 自動車産業DX事業、ホリゾンタルDX事業を展開のナイル株式会社が、督促自動化SaaS「コンプル」を導入
- トレーディングデスク事業が「LPO AWARD FIRST HALF OF 2024」にて、金賞を受賞しました
- サンデージャンクションにて、「ヌリカエ」が取り上げられました。
- 2024年5月
- Speeeの「すまいステップ」は売却意欲の高い売主様に選ばれ、不動産一括査定毎の所有権移転率において1位を獲得
- Speee、アドエビスにおけるパートナーランク がGOLDに昇格
- Speee、LINEヤフーが各領域に特化したパートナーを認定する「LINEヤフー Partner Program」において2024年度上半期のSales Partner「Select」に認定
- DatachainとProgmat、ステーブルコイン事業協業。商用化に向けたスマートコントラクト開発完了およびテストネットにおける移転取引成功
- 2024年6月
- Speeeとバトンズ、業務提携を開始〜リフォームのヌリカエが「ヌリカエ事業承継カウンター」を展開〜
- フリー株式会社が督促自動化SaaSコンプルを導入。80%超の従業員の業務工数を削減。
- Datachainのロゴ、およびコーポレートサイトをリニューアルいたしました。
- 2024年7月
- 株式会社ウィルオブ・ワークが督促自動化SaaSコンプルを導入。従業員の業務工数を大幅に削減。
- リフォームのヌリカエは災害時対応の優良修理業者紹介サービス「みんなのリペア」を開始
- Speee、公益財団法人国連大学協力会へ「チャリボン」を通じた支援を継続して実施
- 2024年8月
- 不動産一括査定サービス「イエウール」が、東京商工リサーチ「不動産の査定サイトに関するランキング調査」にて、査定依頼ユーザー数・提携不動産会社数・エリアカバー率において3年連続全ての部門で1位を獲得
- 株式会社タイミーが督促自動化SaaS「コンプル」を導入。Slackの「脱出チャンネル方式」での課題を解消し、上場準備期間中の全従業員の工数削減を実現。
- 2024年9月
- クロスボーダーステーブルコイン送金基盤構築プロジェクト「Project Pax」 の始動および国内外金融機関との実証実験の開始について
- 株式会社ベーシックが督促自動化SaaSコンプルを導入。未対応者75%減少とリマインド業務の飛躍的効率化を達成。
- ステーブルコイン決済プロダクトが実運用向け開発フェーズへ
- Speeeとシードコンサルティング、業務提携を開始
本文
1つ目:日経新聞掲載の「社員の士気が高い企業ランキング」にSpeeeが選出
まったく想像していないタイミングで、突如、日経ビジネスオンラインの「社員の士気が高い企業ランキング」にSpeeeが選出され、とても嬉しいニュースとなりました。
掲載された企業の並びを見ると、名だたる企業が勢揃いしており、嬉しさと同時に、私たちも改めて気が引き締まる思いでした。
偶然にも社員の結婚式の主賓挨拶の機会があり、当社の説明をする際にこの話を小ネタとして使うことができたのも、個人的には良いタイミングで助かりました。
組織関連のニュースが毎年1つは生まれていることも、日々の積み重ねが形になっている証だと感じています。来年もこの勢いを保ち、社員一人ひとりが誇りを持てるような組織作りを続け、さらに良いニュースを届けられたら嬉しいなと思います。
2つ目:2024年7月8日(月) 22:58〜放映のテレビ東京『夢遺産~リーダーの夢の先~』に、代表 大塚英樹が出演
これを自分で選ぶのは大変恐縮なのですが、貴重な機会をいただき、テレビに出演させていただきました。正直、枠も非常に短く「会社関係者以外、誰が見てるんだろう?」と思っていたのですが、放送後、何人かの方から「見ましたよ!」と声をかけていただき驚きました。極めつけは、いつも通っている歯科クリニックの歯科衛生士さんまで!これが地上波の威力なんでしょうかね(笑)。
裏話を一つ。撮影は当社オフィスで行い、私のインタビューシーンはカフェラウンジで撮影されました。幼少期を回顧するシーンがあり、その背景に、なぜかオブジェとして飾られているギターがバッチリ写っていたんです。放送後に気づいたのですが、どう見ても「幼少期×ギター」という深い関係を暗示しているかのような絵面になっていて、一人「なんだこれ…」とツッコんでしまいました。
当然のように「大塚さん、ギター弾かれるんですか?」と社外の方からも聞かれる始末。残念ながら、私は音楽的なバックグラウンドはゼロ、ギターには一切触れてこなかった人生です。でも、そんな“偶然の演出”がしっくりハマってしまうところに、テレビの印象力のすごさを改めて感じたのでした。
3つ目:株式会社タイミーが督促自動化SaaS「コンプル」を導入。Slackの「脱出チャンネル方式」での課題を解消し、上場準備期間中の全従業員の工数削減を実現。
督促自動化SaaSの「コンプル」というサービスがいよいよ立ち上がってきており、導入企業が毎月、着実に積み上がってきました。
タイミー社が上場準備の中で直面する「督促業務の工数削減」という課題に対し、コンプルを導入したことでSlackの「脱出チャンネル方式」の非効率を解消し、全従業員の業務効率化を実現したのは非常に示唆に富む事例です。
上場準備中の企業にとって「時間」と「工数」の削減は経営上の大きな命題であり、コンプルの効果が具体的な成果として示されたことは、他企業への広がりも期待できるでしょう。今後、コンプルがさらに多くの企業に浸透し、業務効率化のスタンダードとして定着していくことを期待したいと思います。
ご興味ある担当者様がいらしたらぜひコンプルにお問い合わせください!
4つ目:クロスボーダーステーブルコイン送金基盤構築プロジェクト「Project Pax」 の始動および国内外金融機関との実証実験の開始について
2024年9月、当社子会社のDatachain社から力強いリリースを出すことができました。この取り組みが持つ意義と可能性については、ぜひこちらの久田の記事をご覧ください。
ディープテックスタートアップが世界を目指すという、日本経済界が抱える大テーマと隣接した取り組みであることにも個人的には高揚しています。
本リリースにある「Project Pax」は、ステーブルコインを活用したクロスボーダー送金基盤の構築を目指すプロジェクトであり、国際的金融インフラを担うSwiftとの連携は、グローバル市場に挑む日本発のスタートアップとしての一歩に他なりません。
この数年でクロスボーダー送金市場は急速な変革期を迎えていきます。技術的な課題解決はもちろん、ステーブルコインを軸に「早い、安い、透明」という価値を提供することで、経済格差の縮小や新興国の活性化に貢献する可能性もあります。
Datachainのような企業が、金融システムの未来を担うプレイヤーとして存在感を示し始めたことは、日本経済のポテンシャルを証明する好機ですし、将来的には、Project Paxから派生した様々な展開もステーブルコイン市場の立ち上がりとともに見えてくると思います。ぜひ、ステーブルコイン市場、そして、Datachainの展開に期待して欲しいと思います。
Datachainの取り組みはこちらの動画をご覧になっていただいてもわかりやすいかと思いますのでぜひ。
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最後に
17期(2024年)は、全社的な評価向上と事業成長が確かな手応えとして形となった1年でした。
「働きがいのある会社」としての認定や各種ランキングでの高評価は、私たちの文化が成熟し、組織の勢いが増していることを示す証です。この成果は、共に努力してきた仲間たちとの協力によって築き上げたものだと実感しています。
事業面では、プレスリリースで取り上げられた「Datachain」や「督促自動化SaaSコンプル」といった新たな取り組みが注目された年でしたが、既存事業においても着実な広がりを見せています。
DXコンサルティング事業では、仲間集め(採用)が順調に進み、顧客数が着実に増加しています。また、コンサルティングソリューションの増加に伴い顧客単価も上昇し、次の安定成長に向けてしっかりと基盤を固めることができました。
レガシー産業DX(イエウール・ヌリカエ・ケアスルなど)においても、加盟企業数とユーザー数が順調に増加しながら、次の成長局面に向けてさまざまな施策を実施しました。営業DXに向けたプロダクト開発や営業活動も加速しており、今後の展開に大いに期待を抱いています。こちらも、仲間集めは順調に進んでいます。
これらすべての取り組みが合わさることで、当社の課題解決範囲は着実に拡大しています。
多様な事業を展開する当社ですが、どの事業も「自己変革」を掲げ、革新を追求する姿勢は変わりません。17期を力強く駆け抜けることができたのも、多くのステークホルダーの皆さまのご支援があってこそです。この場を借りて、心より感謝申し上げます。
18期(2025年)も、私たちはさらなる飛躍と革新に向けて挑戦を続けます。引き続き、皆さまと共に多くの課題を解決していけることを願っております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。