読書ログ:2022年1月~12月(年間)

2023.02.03 読書ログ
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はじめに

読書ログシリーズは、私の半年間の書籍購入リストの中から、数冊ピックアップをしてご紹介するシリーズですが、

今回は、2022年の1年間をリスト化し、独断と偏見で何冊かピックアップしてみました。

 

今回は全300冊の中から6冊でした。

1年間分の購入リストを一列に並べてみるとさすがに長かったです。

すでに『懐かしいなぁ〜』とか『これ読んだっけかなぁ…』とか『あ、これ冒頭と終わりだけ読んで手をつけるのやめたやつだなぁ〜』とか色々思い出しました。

 

今回のキーワードは

#SBI北尾吉孝さん
#ケン・ウィルバー
#スタートアップの参考書籍
#具体と抽象
#漢方
#あ、あのGEが…

 

という感じでしょうか。
それでは本題へいきましょう。

 

 

2022年 年間 書籍一覧

(スマートフォンだと一見分かりづらいのですが今回もスクロール表示になっています)

– 思考のコンパス ノーマルなき世界を生きるヒント (PHPビジネス新書) / 山口 周
– 深い集中を取り戻せ――集中の超プロがたどり着いた、ハックより瞑想より大事なこと / 井上一鷹
– 孤独からはじめよう / 中野 善壽
– ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」 資産10兆円の投資家は世界をどう見ているのか / 桑原 晃弥
– 永守流 経営とお金の原則 / 永守 重信
– ビジョナリー・カンパニー 弾み車の法則 / ジム・コリンズ, 土方 奈美
– リーダーの使命とは何か / フランシス・ヘッセルバイン
– ワン・テイスト―ケン・ウィルバーの日記〈下〉 / ケン ウィルバー
– ワン・テイスト―ケン・ウィルバーの日記〈上〉 / ケン ウィルバー
– インテグラル理論を体感する 統合的成長のためのマインドフルネス論 / ケン・ウィルバー, 門林 奨
– インテグラル心理学 ―心の複雑さと可能性を読み解く意識発達モデル / ケン・ウィルバー
– INTEGRAL LIFE PRACTICE ~私たちの可能性を最大限に引き出す自己成長のメタ・モデル~ / ケン・ウィルバー, テリー・パッテン, アダム・レナード, マーコ・モレリ, 鈴木規夫
– インテグラル理論 多様で複雑な世界を読み解く新次元の成長モデル / ケン・ウィルバー
– 「働かないおじさん問題」のトリセツ / 難波 猛
– 最新 いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン / 大塚雄介
– 実践インテグラル・ライフ―自己成長の設計図 / ケン・ウィルバー
– 地球にやさしい「本当のエコ」 / 苫米地英人
– GONG格闘技 2022年3月号
– デジタル・ベーシックインカムで日本は無税国家になる! / 苫米地英人
– 組織も人も変わることができる! なぜ部下とうまくいかないのか 「自他変革」の発達心理学 / 加藤洋平
– 成人発達理論による能力の成長 ダイナミックスキル理論の実践的活用法 / 加藤洋平
– 中村天風の生きる手本―世界でいちばん価値ある「贈り物」 (知的生きかた文庫) / 宇野 千代
– プロが知るべき 仮想通貨の真実 / 苫米地英人
– 成人発達理論による能力の成長 ダイナミックスキル理論の実践的活用法 / 加藤 洋平
– なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践 / ロバート・キーガン
– ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則 / ジム コリンズ, 山岡 洋一
– あなたらしく導きなさい 愛されるリーダーの生き方、愉しみ方 / フランシス・ヘッセルバイン
– 強い人生を作る 中村天風の言葉: 最晩年の弟子が伝える天風師の教え / 松本光正
– 組織も人も変わることができる! なぜ部下とうまくいかないのか 「自他変革」の発達心理学 / 加藤 洋平
– 行動探求――個人・チーム・組織の変容をもたらすリーダーシップ / ビル トルバート
– フューチャリストの「自分の未来」を変える授業 / Brian David Johnson, 桜田 直美
– 呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校 (ジャンプコミックスDIGITAL) / 芥見下々
– 人が成長するとは、どういうことか / 鈴木規夫
– 岸田ビジョン 分断から協調へ / 岸田 文雄
– チームのことだけ、考えた。 / 青野 慶久
– お腹をさわれば全身が変わる! 人体力学「腹部十二調律点」 / 井本邦昭
– エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する / グレッグ・マキューン, 高橋璃子
– たった5分で体が変わる すごい熱刺激 / 井本 邦昭
– 論語と経営 SBI北尾吉孝 上 激闘篇 / 大下 英治
– 論語と経営 SBI北尾吉孝 下 立志篇 / 大下 英治
– 抜擢される人の人脈力―早回しで成長する人のセオリー / 岡島 悦子
– 会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。 / 青野 慶久
– インテグラル・シンキング ――統合的思考のためのフレームワーク / 鈴木 規夫
– 健康マニア、何が楽しい 体にいいことばかりやってて疲れない? (集英社ノンフィクション) / 新見正則
– ゴルフの初心者が語る 健康のために、還暦過ぎから始めようエンジョイゴルフ めざせ108! / 新見正則
– キャラでわかる!はじめての漢方薬図鑑 / 新見 正則
– 3秒でわかる漢方ルール / 新見 正則
– 「サッカー」とは何か 戦術的ピリオダイゼーションvsバルセロナ構造主義、欧州最先端をリードする二大トレーニング理論 / 林舞輝
– 会社人生を後悔しない 40代からの仕事術 / 石山 恒貴, パーソル総合研究所
– 地球を駆ける—世界のハンセン病の現場から / 笹川 陽平
– 完訳 7つの習慣 30周年記念版 / スティーブン・R・コヴィー
– 宿命の子 / 高山文彦,
– 40代にとって大切な17のこと (きずな出版) / 本田 健
– イニエスタ・ジャパン! 日本に学んだ 人生で大切なこと / アンドレス・イニエスタ
– 新訳 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話 / エスター・ヒックス, ジェリー・ヒックス, 本田 健
– 越後えびかずら維新 / 小関 智弘
– 言葉のズレと共感幻想 / 細谷 功
– スタートアップス 日本を再生させる答えがここにある / KDDI ∞ Labo
– 黒い経済白書 / 猫組長(菅原潮)
– 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748) / ロバート・A. ハインライン
– 「がんになって良かった」と言いたい / 山口雄也, 木内岳志
– 2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ (NewsPicksパブリッシング) / ピーター・ディアマンディス, スティーブン・コトラー
– 未来を実装する――テクノロジーで社会を変革する4つの原則 / 馬田隆明
– もしも一年後、この世にいないとしたら。 / 清水研
– 2030年ジャック・アタリの未来予測 ―不確実な世の中をサバイブせよ! / ジャック・アタリ
– タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫SF) / カート・ヴォネガット・ジュニア
– 呪術廻戦 18 (ジャンプコミックスDIGITAL) / 芥見下々
– ネットは社会を分断しない (角川新書) / 田中 辰雄
– ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来 / ユヴァル・ノア・ハラリ
– ホモ・デウス 下: テクノロジーとサピエンスの未来 / ユヴァル・ノア・ハラリ
– 21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考 / ユヴァル・ノア・ハラリ
– 最強の戦略人事―経営にとっての最高のCAO/HRBPになる / リード・デシュラー, クレイグ・スミス, アリソン・フォン・フェルト, 土井 哲
– ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告 / 日経コンピュータ
– 考え続ける力 問い続ける力 (ちくま新書) / 石川善樹
– 非常識なワインエキスパート試験攻略法: 学歴コンプレックスのあなたにお届けする 庶民のワイン研究所シリーズ / 井原大賀
– 仕事の迷いにはすべて「論語」が答えてくれる (朝日新書) / 北尾吉孝
– 挑戦と進化の経営 SBIグループ創業二〇年の軌跡 / 北尾 吉孝
– 実践版 安岡正篤 (一流の仕事人になる為に身につけるべきこと) / 北尾吉孝
– 国民の修身 / 渡部昇一
– 森信三・魂の言葉 二度とない人生を生き抜くための365話 / 寺田 一清
– 森信三に学ぶ人間力 / 吉孝, 北尾
– 修身教授録 (致知選書) / 森 信三
– 論語 (ちくま文庫) / 齋藤孝
– 血族の王: 松下幸之助とナショナルの世紀 (新潮文庫) / 岩瀬 達哉
– 呪術廻戦 19 (ジャンプコミックスDIGITAL) / 芥見下々
– ユルゲン・クロップ 増補版 / エルマー・ネーヴェリング, 大山雅也, 鈴木良平 / エルマー・ネーヴェリング, 大山雅也, 鈴木良平”
– 図解 論語: 正直者がバカをみない生き方 / 齋藤 孝
– 稲盛と永守 京都発カリスマ経営の本質 (日本経済新聞出版) / 名和高司
– ドラッカーの遺言 (講談社BIZ) / ドラッカー,P.F.
– 伊藤雅俊 遺す言葉 / 伊藤雅俊
– 世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考 / 深井 龍之介
– サイバーエージェント 突き抜けたリーダーが育つしくみ / 上阪徹
– 自分の時間―――1日24時間でどう生きるか (三笠書房 電子書籍) / アーノルド・ベネット, 渡部 昇一
– 完訳 第8の習慣 / スティーブン・R・コヴィー
– サッカー店長の戦術入門~「ポジショナル」vs.「ストーミング」の未来~ (光文社新書) / 龍岡 歩
– 仕事に使える!棒人間図解大全 / MICANO
– 正義の教室 善く生きるための哲学入門 / 飲茶
– 不倫と正義(新潮新書) / 中野信子, 三浦瑠麗
– 正伝 出光佐三―日本を愛した経営者の神髄 / 奥本 康大
– 脳を活性化する 自分史年表 愛蔵版DX / 藤田 敬治
– いま、目の前で起きていることの意味について――行動する33の知性 / ジャック・アタリ
– メディアの未来 ー歴史を学ぶことで、新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、SNSの未来は導き出せるー / ジャック・アタリ
– 海の歴史 / ジャック・アタリ
– 時間の歴史 (ちくま学芸文庫) / ジャック・アタリ
– 投資家と起業家 / 山本敏行・戸村光
– 石田梅岩『都鄙問答』 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ14) / 石田梅岩
– 世界精神マルクス / ジャック・アタリ
– プロ投資家の先の先を読む思考法 / 藤野英人
– 弱者の戦術――会社存亡の危機を乗り越えるために組織のリーダーは何をしたか / 山野 智久
– 「うつ」の効用 生まれ直しの哲学 (幻冬舎新書) / 泉谷 閑示
– 経済安全保障  異形の大国、中国を直視せよ / 北村滋, 大藪剛史
– 考えて生きる 合理性と好奇心を併せもつ (WPB eBooks) / 成毛眞, ひろゆき
– 22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる (SB新書) / 成田 悠輔
– 9割の社会問題はビジネスで解決できる / 田口 一成
– テクノロジーが予測する未来 web3、メタバース、NFTで世界はこうなる (SB新書) / 伊藤 穰一
– [新装版]活眼 活学 / 安岡 正篤
– 学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書) / 福澤 諭吉
– デリダ 脱構築と正義 (講談社学術文庫) / 高橋哲哉
– 機会発見――生活者起点で市場をつくる / 岩嵜博論
– 錯乱のニューヨーク (ちくま学芸文庫) / レム コールハース
– 「探究」する学びをつくる:社会とつながるプロジェクト型学習 / 藤原 さと
– 人類が進化する未来 世界の科学者が考えていること (PHP新書) / ジェニファー・ダウドナ
– GPIF 世界最大の機関投資家 / 小幡 績
– 知の体得―認知科学への提言 / 野村 幸正
– ダブル・ゴール・コーチ―勝利と豊かな人生を手に入れるための指導法― / ジム・トンプソン
– スポーツの世界から暴力をなくす30の方法: もう暴言もパワハラもがまんしない! / 土井香苗
– 生きのびるための流域思考 (ちくまプリマー新書) / 岸 由二
– SELFISHNESS(セルフィッシュネス) ―― 自分の価値を実現する / アイン・ランド
– リモート経済の衝撃 / 野口 悠紀雄
– CBDC 中央銀行デジタル通貨の衝撃 / 野口 悠紀雄
– 人と数学のあいだ / 加藤 文元
– 知ってはいけない現代史の正体 グローバリストに歪められた「偽りの歴史」を暴く (SB新書) / 馬渕 睦夫
– 決戦!株主総会 ドキュメントLIXIL死闘の8カ月 (文春e-book) / 秋場 大輔
– 危機と人類(上) / ジャレド・ダイアモンド
– モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた 進化心理学が教える最強の恋愛戦略 / ジェフリー・ミラー, タッカー・マックス, 寺田 早紀, 河合 隼雄, 橘 玲
– SHARP BRAIN たった12週間で天才脳を養う方法 / サンジェイ・グプタ, 伊藤理恵
– 人間と宗教あるいは日本人の心の基軸 / 寺島 実郎
– 日本再生の基軸――平成の晩鐘と令和の本質的課題 / 寺島 実郎
– パンデミックなき未来へ 僕たちにできること / ビル・ゲイツ
– Shinrin-Yoku(森林浴): 心と体を癒す自然セラピー / 宮崎 良文
– 女性の「ヘルスケア」を変えれば日本の経済が変わる / 堀江貴文, 三輪綾子, 予防医療普及協会(監修)
– ジェロントロジー宣言 「知の再武装」で100歳人生を生き抜く (NHK出版新書) / 寺島 実郎
– 絶対悲観主義 (講談社+α新書) / 楠木 建
– 生きのびるための流域思考 (ちくまプリマー新書) / 岸由二
– 会社という迷宮――経営者の眠れぬ夜のために / 石井 光太郎
– 地球の歩き方 E01 ドバイとアラビア半島の国々 2020-2021 / 地球の歩き方編集室
– Web3 完全初心者への徹底解説: 社会を変える緻密なアルゴリズム / 白辺 陽
– Web3とDAO 誰もが主役になれる「新しい経済」 / 亀井聡彦, 鈴木雄大, 赤澤直樹
– 飲まない生き方 ソバーキュリアス / ルビー・ウォリントン, 永井二菜
– DAO 完全初心者への徹底解説: 具体事例で見る分散型自律組織 / 白辺 陽
– 自然の力で治す / アンドレアス・ミヒャールゼン, 繁田 香織
– 二十世紀と格闘した先人たち: 一九〇〇年 アジア・アメリカの興隆 (新潮文庫) / 寺島 実郎
– 森林浴: 近くの公園で 家族と一緒にリラックス ストレスを解消し 自律神経を整え 免疫力を高める 新しい健康増進法 / 卿, 李
– 視点という教養(リベラルアーツ) 世界の見方が変わる7つの対話 / 深井龍之介, 野村高文
– 水曜日は働かない (ホーム社) / 宇野常寛
– GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス / ジョンJ.レイティ, リチャード・マニング, 野中 香方子
– るるぶドバイ(2020年版) (るるぶ情報版(海外)) / JTBパブリッシング
– こうやって、考える。 (PHP文庫) / 外山 滋比古
– 乱読のセレンディピティ【文庫電子版】 (扶桑社BOOKS文庫) / 外山 滋比古
– 参政党の吉野と赤尾が語るブレない生き方 (青林堂ビジュアル) / 吉野敏明, 赤尾由美
– 本当に正しい医療が、終活を変える お金と病気で悩まない! / 吉野 敏明, 田中 肇, 大和 泰子
– 日本人だけが知らない砂漠のグローバル大国UAE (講談社+α新書) / 加茂佳彦
– ずっとやりたかったことを、やりなさい。 / ジュリア・キャメロン, 菅 靖彦
– いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。 / ジュリア・キャメロン, エマ・ライブリー, 菅 靖彦
– アラビア太郎 (講談社+α文庫) / 杉森久英
– 図解入門業界研究 最新石油業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第2版] / 橋爪吉博
– GE帝国盛衰史 「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか / トーマス・グリタ
– 千夜千冊エディション サブカルズ (角川ソフィア文庫) / 松岡 正剛
– 柳生石舟斎 (山岡荘八歴史文庫) / 山岡荘八
– 石舟斎・宗矩・十兵衛 柳生三代記 (PHP文庫) / 嶋津 義忠
– 陽明学 生き方の極意 / 守屋 洋
– ずっとやりたかったことを、やりなさい。(2) / ジュリア キャメロン, 菅 靖彦
– 年商10億円以下の小さな会社がNASDAQに上場する方法 / 神野純孝
– 人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (Professional Computing Series) / ブルックス,フレデリック・P,Jr.
– 超小型原子炉の教室 / 苫米地英人
– 復活への底力 運命を受け入れ、前向きに生きる (講談社現代新書) / 出口治明
– フェイスブックの失墜 / シーラ・フレンケル
– Slowdown 減速する素晴らしき世界 / ダニー・ドーリング, 遠藤 真美, 山口 周
– 野性の経営 極限のリーダーシップが未来を変える / 野中 郁次郎, 川田 英樹, 川田 弓子
– 怒らなければすべて健康――自律神経の乱れが人生をおかしくする (祥伝社黄金文庫) / 小林弘幸
– 自律神経の名医が教える!サウナのトリセツ / 小林弘幸
– リセットの習慣 (日経ビジネス人文庫) / 小林弘幸
– MASTERキートン 完全版 デジタルVer.(1) (ビッグコミックススペシャル) / 浦沢直樹, 勝鹿北星, 長崎尚志
– MASTERキートン 完全版 デジタルVer.(2) (ビッグコミックススペシャル) / 浦沢直樹, 勝鹿北星, 長崎尚志
– こころは内臓である スキゾフレニアを腑分けする (講談社選書メチエ) / 計見一雄
– 孤独の意味も、女であることの味わいも / 三浦瑠麗
– 中内功 流通革命 200時間語り下ろし1 復刻版 仕事ほど面白いことはない / 大塚英樹
– 会社の命運はトップの胆力で決まる / 大塚英樹
– 流通王 中内功とは何者だったのか / 大塚英樹
– 大前研一 「100日」で結果を出すM&A入門―日本企業への処方箋 / 大前 研一
– フルライフ 今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略 (NewsPicksパブリッシング)
– 呪術廻戦 20 (ジャンプコミックスDIGITAL) / 芥見下々
– 腸ストレッチ / 小林弘幸
– 最高の体調を引き出す超肺活 / 小林 弘幸, 末武 信宏
– ウーバー戦記:いかにして台頭し席巻し社会から憎まれたか / マイク・アイザック, 秋山 勝
– これからの「社会の変え方」を、探しにいこう。――スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー誌 ベストセレクション10 (SSIR Japan)
– 福岡市長高島宗一郎の日本を最速で変える方法 / 高島宗一郎
– 自分の頭で考える読書 変化の時代に、道が拓かれる「本の読み方」 / 荒木博行
– 建築デザインの解剖図鑑 / スタジオワーク
– 眠れなくなるほど面白い 図解 建築の話 / スタジオワーク
– 人間主義的経営 / ブルネロ・クチネリ(著);岩崎春夫(訳)
– 起業のすすめ さよなら、サラリーマン (文春e-book) / 佐々木 紀彦
– 身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法 / べッセル・ヴァン・デア・コーク
– 複雑性PTSDとは何か / 飛鳥井望, 神田橋條治, 高木俊介, 原田誠一
– 再興 THE KAISHA 日本のビジネス・リインベンション (日本経済新聞出版) / ウリケ・シェーデ, 渡部典子
– 事業開発一気通貫 成功への3×3ステップ / 秦 充洋
– オペレーション科学 / 中谷 一郎
– Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2021年 12月号 [デザインのいい仕事部屋。] / カーサブルータス編集部
– 経済参謀 ~日本人の給料を上げる最後の処方箋~ / 大前研一
– 2025年日本経済再生戦略 国にも組織にも頼らない力が日本を救う (SB新書) / 成毛 眞, 冨山 和彦
– 突き抜けるまで問い続けろ――巨大スタートアップ「ビジョナル」挫折と奮闘、成長の軌跡 / 蛯谷 敏
– 修身のすすめ / 北尾吉孝
– 心を洗う / 北尾 吉孝
– 心眼を開く / 北尾 吉孝
– 逆境を生き抜く名経営者、先哲の箴言 (朝日新書) / 北尾 吉孝
– 地方創生への挑戦―SBIグループが描く新しい地域金融 / 北尾 吉孝
– 心を養う / 北尾 吉孝
– JALの奇跡 (稲盛和夫の善き思いがもたらしたもの) / 大田嘉仁
– マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~(6) (モーニングコミックス) / タナカカツキ
– 血流がすべて解決する / 堀江 昭佳
– 一流の頭脳 / アンダース・ハンセン
– 文庫 たとえば、謙虚に愚直なことを継続するという習慣 (扶桑社BOOKS) / 杉本宏之
– 本多静六 若者よ、人生に投資せよ / 北 康利
– 失敗の殿堂―経営における「輝かしい失敗」の研究 / ポール・ルイ・イスケ, 紺野 登, 渡部 典子
– INTEGRITY インテグリティ―正しく、美しい意思決定ができるリーダーの「自分軸」のつくり方 / 岸田 雅裕
– 心を鍛える / 藤田 晋, 堀江 貴文
– 母親になって後悔してる / オルナ・ドーナト, 鹿田昌美
– 起業アイデア3.0 / 村田茂雄
– ユーモアは最強の武器である―スタンフォード大学ビジネススクール人気講義 / ジェニファー・アーカー, ナオミ・バグドナス, 神崎 朗子
– NOKIA 復活の軌跡 / リスト シラスマ, 渡部 典子
– 明治の怪物経営者たち―明敏にして毒気あり (人物文庫) / 小堺 昭三
– 私の履歴書昭和の経営者群像 1 / 日本経済新聞社
– 私の履歴書昭和の経営者群像 2 / 日本経済新聞社
– 私の履歴書昭和の経営者群像 3 / 日本経済新聞社
– 起業家の経営革命ノート――TKP式成長メソッドの秘密 / 河野 貴輝
– 雨夜譚(あまよがたり): 渋沢栄一自伝 (岩波文庫) / 渋沢 栄一
– 現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書) / 渋沢 栄一
– ガリレオの苦悩 (文春文庫) / 東野 圭吾
– 孫正義 起業のカリスマ (講談社+α文庫) / 大下英治
– 安藤昇 俠気と弾丸の全生涯 / 大下英治
– 激闘!闇の帝王 安藤昇 / 大下英治
– 2022 – 2023 欧州 サッカー 選手名鑑 – サッカー新聞 エル・ゴラッソ特別編集 – / エル・ゴラッソ 編集部
– 死は存在しない ― 最先端量子科学が示す新たな仮説 (光文社新書) / 田坂広志
– 社長の危機突破法 / 大塚英樹
– 読書という荒野 (幻冬舎文庫) / 見城徹
– 密教とマンダラ (講談社学術文庫) / 頼富本宏
– 図解 曼荼羅入門 (角川ソフィア文庫) / 小峰 彌彦
– 堤義明、かく語りき! (知的生きかた文庫) / 大塚 英樹
– どうすれば日本人の賃金は上がるのか (日経プレミアシリーズ) / 野口悠紀雄
– ダボスマン 世界経済をぶち壊した億万長者たち / ピーター・S グッドマン, 梅原 季哉
– 円安と補助金で自壊する日本 2023年、日本の金利上昇は必至! / 野口悠紀雄
– 日本が先進国から脱落する日――“円安という麻薬”が日本を貧しくした!! / 野口悠紀雄
– プーチンの野望 / 佐藤優
– 危機の読書(小学館新書) / 佐藤優
– ハマトンの知的生活のすすめ エッセンシャル版 / P.G.ハマトン, 三輪裕範
– 進化論はいかに進化したか (新潮選書) / 更科 功
– 唯識の思想 (講談社学術文庫) / 横山 紘一
– ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する / ジョナサン・ゴットシャル, 月谷 真紀
– 新版 ハマトンの知的生活 (三笠書房 電子書籍) / P.G.ハマトン, 渡部 昇一, 下谷 和幸
– 知的生活習慣 (ちくま新書) / 外山滋比古
– 知的生活・楽しみのヒント / 渡部 昇一, 林 望
– サッカーダイジェスト 2022年10/27号 / サッカーダイジェスト編集部
– お金の整理学(小学館新書) / 外山滋比古
– 見えないものを見る「抽象の目」 「具体の谷」からの脱出 (中公新書ラクレ) / 細谷功
– 逆説の生き方 (講談社+α文庫) / 外山滋比古
– モダンリビング(MODERN LIVING) No.259 (2021-10-14) [雑誌] / ハースト婦人画報社
– 知的人生のための考え方 わたしの人生観・歴史観 (PHP新書) / 渡部 昇一
– 日本の伸びしろ 悲観を成長に変える思考力 (文春新書 1380) / 出口 治明
– HUNTER×HUNTER モノクロ版 37 (ジャンプコミックスDIGITAL) / 冨樫義博
– HUNTER×HUNTER モノクロ版 35 (ジャンプコミックスDIGITAL) / 冨樫義博
– レベルE 上 (ジャンプコミックスDIGITAL) / 冨樫義博
– レベルE 下 (ジャンプコミックスDIGITAL) / 冨樫義博
– 無名の人生 / 渡辺京二
– 近代の呪い (平凡社新書 700) / 渡辺 京二
– 異能の掛け算 新規事業のサイエンス (NewsPicksパブリッシング) / 井上一鷹, SunAsterisk
– 深き思索 静かな気づき 「仕事の思想」を高める25の物語 / 田坂 広志
– 渡部昇一の世界史最終講義 朝日新聞が教えない歴史の真実 / 渡部昇一, 高山正之
– 「ずる賢さ」という技術 日本人に足りないメンタリティ (幻冬舎単行本) / 守田英正
– コスパで考える学歴攻略法(新潮新書) / 藤沢数希
– 日本株を動かす 外国人投資家の思考法と投資戦略 / 菊地正俊
– きみの人生に作戦名を。 (日本経済新聞出版) / 梅田悟司
– 世界を変える全寮制インターナショナルスクール / 中西未紀
– 日本のシン富裕層 なぜ彼らは一代で巨万の富を築けたのか (朝日新書) / 大森 健史
– サッカー 世界標準のキックスキル ~日本では誰も教えてこなかったシュートが決まるフォーム~ / 中西哲生
– バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書) 言ってはいけない / 橘玲
– キングダム 66 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) / 原泰久
– 忘れる読書 (PHP新書) / 落合 陽一
– 呪術廻戦 21 (ジャンプコミックスDIGITAL) / 芥見下々
– 「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略 【 ”マイキャリア” の整理に使える2つのワークシートDL特典付き】 <3つの要素棚卸し> & <重ね合わせ発見> / 尾石晴
– 批判覚悟のリーダーシップ-日本サッカー協会会長秘録 (単行本) / 田嶋 幸三
– 「強い日本」をつくる論理思考 / 竹中平蔵, デービッド・アトキンソン
– 経営×人材の超プロが教える人を選ぶ技術 / 小野壮彦
– 0ベース思考—どんな難問もシンプルに解決できる / スティーヴン・レヴィット
– YOUR TIME ユア・タイム 4063の科学データで導き出した、あなたの人生を変える最後の時間術 / 鈴木祐
– 不老不死の研究 (幻冬舎単行本) / 堀江貴文, 予防医療普及協会
– 人間学のすすめ / 北尾 吉孝
– 企業成長の仕込み方(経営戦略の実戦(2)) / 三品 和広
– 突き抜けろ 三木谷浩史と楽天、25年の軌跡 (幻冬舎単行本) / 三木谷浩史
– モダンサッカーの教科書 イタリア新世代コーチが教える未来のサッカー / レナート・バルディ, 片野道郎
– 流山がすごい(新潮新書) / 大西康之

選書と軽く感想

1冊目:インテグラル理論 多様で複雑な世界を読み解く新次元の成長モデル

  • 著者:ケン・ウィルバー
  • 出版社:日本能率協会マネジメントセンター(2019/6/15)

ここ2−3年間でもっとも夢中になって読んだ書籍かもしれません。

 

本書を自分なりに一文に要約するならば、

世界が建設的に前に進んでいかない主要因に従来当たり前のように捉えられている人類の『ペルソナ』が実は極めて不適切だったことを指摘し、インテグラル理論という統合理論を通じて新たなペルソナ設定に導いていく手引書。

です。

 

さて、それはそうとして、

「何を今更インテグラル理論を….」

 

と思われる方もいるかもしれません。
ティール組織』が流行った数年前に、間接的に話題になったことで耳目に触れた日本人も多いのではないでしょうか。

『ティール組織』がそうであるように、
この1冊を頭から最後まで、熟読した人は少ない類の書籍だと思います。

私がこの書籍と向き合ったのは2022年の年初。
このブログ執筆時の丸っと1年前。
丸2日間かけて向き合うことになりました。

普段、書籍を教科書のように読み込むような読書はしていないし、読書で触れた情報のほとんどのことは忘れている。

そもそも読書を通じて何かを記憶しようなどと思ってもいません。

そんな私ですが、読み始めたと同時に『これは今の自分にとって何かしら強い示唆が得られそうだ』と直感し、ギアを3段階くらい上げ年末年始の2日間を丸々捧げることにしました。
より集中して読み込むために、近所のホテルに合宿までしました。

 

そもそも著者のケン・ウィルバーが思想家として実質的に名声を得た時期は1995年頃のようです。
結構古いのですよね。

なぜこのタイミングで手にとるようになったのか?

きっかけは他の書籍からでした。

成人発達理論による能力の成長 ダイナミックスキル理論の実践的活用法

この書籍も知っている方は多いと思いますが、この書籍を読んでいく中で、自然とこの書籍の源流にある、ケン・ウィルバーの思想に触れてみようと思い立ったのです。

それにしても、インテグラル理論とはまさに言い得て妙。

世界・社会・時制・人類etc…複雑に絡みあいながらゆるやかに保たれているような現代の拮抗をこの括り方で編集しきることができるのか・・・。その分析・編集力・情熱に、脱帽と感動を覚えました。

 

読後、

 

だから流行っていたのかぁ・・・・。
もっと早く読んでおけばよかった・・・。

などとは一切思いませんでした。

昔の自分が読んでいてもおそらくこの感覚は得られなかっただろうなぁと確信できるからです。

長年、経営や読書をしていく中で少しずつ蓄積され、そして自分の中で抱えていたテーマ・疑問・仮説。

年を重ねながらいつか自分の中で緩やかに少しずつ『個別に』折り合いをつけていくのだろうなぁ〜と思って抱えていたものが、まさか、同時に解決に近づくかもしれないという高揚感。

『これならあの現象の説明もつくかもしれないなぁ・・・』

と、思考のるつぼに押し込まれる感覚があったのです。

もちろん、真の統合理論などというものは存在しないのでしょうから、
この理論にもいくつもの批判は存在してしまうわけです。

 

私自身が読みながら感じたことだけでも、

  • 著者のケン・ウィルバー自身が西洋の生まれであり、その出自ゆえなのか、東洋的な思想・視点を過大評価しているように思われる点。
  • 著者が近年体調を崩したことが原因なのか理論の更新がすっかり滞っていることで、最新課題への適用力が証明されていない点。

等々があります。

著者自身もそこに対しては、『インテグラル理論は可変で動的であり、編集し続ける必要がある』という旨は都度強調をしています。

 

理論の堅牢性に関しては、専門家や賢い人達に譲ることにしましょう。

 

私は、ただのイチ読者としてこの統合思想を他者に啓蒙可能な形にまで昇華させたという事実に感動を覚えてしまったのです。

ということで、誰におすすめなのか?
と言われれば、万人におすすめしたいところなのですが、万人におすすめしても全く意味がないのもこの書籍の難しいところ・・・。

 

そういえばちょっとした小話なのですが、
先日、当社でインターンをしている学生が突然私の所に来ました。

「はじめまして○○といいます。実は僕来年4月からリクルートに行くんですが、いま、Speeeさんでインターンさせてもらっていて。大塚さんのブログも見てます。何かオススメの書籍とかってありますか?」

と言うのです。

『え、うちじゃなくてリクルート行くんだ?w』などと内心思いながら

 

自分の立場とかを超えて、こうやって私の所にわざわざ聞きにくるという姿勢に敬意を称して、ちゃんと答えたいなぁと思いました。

その結果、簡単に読めるHowTo本ではないものを紹介してあげた方が少し長い目でみると彼にとっても良いかもしれないと思い、

「そうだなぁ、もしかしたら最初は読めないかもしれないんだけど、もしうまく読めなかったとしても、『いやぁ、まじで読めなかったなぁ・・でもこういうものに興味を持っているビジネスマンがいるんだなぁ〜』という体験を若いうちにしておくという意味で、一度、インテグラル理論に触ってみると良いかも。」

とお薦めしました。

1−2週間経ち、オフィスで私を見かけた彼が寄ってきて、
「お薦めしてもらったの読んだんですけど、全然分からなかったです 笑」と笑顔で言っていたので、他の読みやすい書籍を2−3冊紹介しておきました。

彼が今後、読書を活用して仕事を自分で楽しくしていく技術が磨かれる1つのきっかけになると嬉しいのですが、ここからは活躍を祈ることにしましょう。

 

というエピソードから鑑みると、やはり誰にお薦めするのかは相当難しい所ではあるのですが、、、、

強いて言うならば、

世界中に様々な叡智がたくさんあるにも関わらず、社会や世界がなぜ前に進まないのか?

そんな素朴で巨大な疑問を長年抱えているが、色々手探りで情報を収集したり、思想家と言われる人たちの書籍に軽く触れてきてはいるものの『結局自分の中でこれという持論が構築できていない』。そんな人は何かしら大きな示唆を得られるかもしれません。

少なくとも、私も含めた素人の書評とサマリーで「読んだ気」になるにしてはあまりにも惜しいということでしょうか。

 
 

要するにいつかぜひ読んでみてください!笑

 

ということで一旦、終わりにしておきましょう。

 

 

2冊目:GE帝国盛衰史 「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか

  • 著者:トーマス・グリタ
  • 出版社:ダイヤモンド社(2022/7/13)

この書籍かなり面白かったです!!

 

かのジャック・ウェルチが率い、盤石の構えでジェフイメルトに引き継がれたあのGEが、その後、こんなことになっているなんて・・・。

 

– 採用力
– 人材育成力
– マネジメント力
– 幹部人材のサクセッション力
– 事業ポートフォリオ・マネジメント力

 

ハイテク銘柄を除き、世界最強企業の一角として永続的に伸びるコングロマリット経営の教科書のように取り扱われていたGE社がまさか。。。。。

 

ネタバラシをするのも惜しいのであえて感想は控えておきましょう。

「え?GEに何かあったの?」と思った方に是非お薦めです!!!

 

 

3冊目:論語と経営 SBI北尾吉孝 (上)激闘篇(下)立志篇

  • 著者:大下 英治
  • 出版社:エムディエヌコーポレーション(2022/2/1)

この上下巻読まれた方っていらっしゃいますかね??

実は私はこの2022年は北尾さんの書籍に計13冊触れてきました。
(全部かっちり読んだわけではないので触れたという表現に留めさせてください)

2022年は北尾さんの経営観にどっぷり浸かりました。

 

少しだけ時間を遡るのですが、
もともと北尾さんの書籍を読み始めたのは17−18歳でした。
まだ私が学生で地元の図書館で手にとったことを良く覚えています。

『良い会社を作るって具体的にどういうことなのか?』
『企業に値段があるってどういうことなのか?』
『値段なんてどうやって測るのか?』

そんなことが気になって気になってしょうがない時、本屋や図書館の検索機に“企業価値(Valuation)”というキーワードを入力して引っかかった書籍を手にとっているような時期でした。

そこで見つけたのが『価値創造の経営』という書籍でした。

読みはじめると、
「あれ?まさかこのひと、ソフトバンクの孫さんの本に時折出てくる人じゃないか!?」

となり、一人、地元の図書館で興奮していたのを覚えています。

個人的にはそこからの縁を“勝手に”感じている方なわけですが、ここ数年はとくに新しく出版されている書籍を手にとることがありませんでした。

きっかけは、2021年後半から『ビジョナリー・カンパニー2』を再読している中でふと「SBI社の戦略こそジム・コリンズ研究の代表例として挙げられるべきではないか?」と想起したところでした。

今一度SBI社について深く学びたいと思い、北尾さんの最新の書籍を探してみると最新巻が
『論語と経営 SBI北尾吉孝 上 激闘篇』だった為、手に取るに至ったという経緯でした。

前置きがもはや前置きの域を超えてしまうほど長かったわけですが、

この書籍は二言でいうと、

  • SBI社はやっぱりすごいなぁ・・・。
  • 北尾さんやっぱりすごいなぁ・・・。

17−18歳の時の自分のほうがもう少しまともな感想が言えそうなのですが、1周回って改めてこの一言・二言の感想に帰結するという感じです。

前述の通り、本来もう少し分析的に読みたいと思っていたのですが、読み進めていく中で、この2つの言葉を何度か口にしながら読むことになりました。

おそらく、数年前の自分が読むよりも、今の自分が読むことで、SBI社と北尾さんの凄さがより以前よりも深いところで分かるようになったのかもしれません。

最終的には、

  • そもそもSBI社って創業何年目だ?
  • そもそもSBI社って北尾さんっていまおいくつだ?
  • そもそもこの事業っておいくつの時にスタートしたんだ?
  • そもそもこの考察っておいくつの時に書籍にまとめているんだ?

北尾さんがいつから、この発言をしているのか?その時の業界構造ってどんな時期だったか?等々が気になり、時系列に落とし込んでいたのですが、その作業を通じても「そうかぁ…やっぱりすごいなぁ」と結局、同じことを思うに至る。という感じでした。

 

本書の中で、

『ほとんど創業当初から想定した通りに業界が激変していったが、この時間軸で自分たちの会社がここまでの規模になるというのは想定外だった』という趣旨の発言があり。

まさに、時流を真で捉えた経営者だからこそ取り扱えるコメントだなぁと。

最近ではブロックチェーン界隈でもSBI社の名前はよく耳にしますし、ネット証券会社という側面でSBI社を理解している方も多いと思いますが、金融という中心核を持ちながら、非常に多面な姿をしているのがSBI社の特徴です。

その多面体の最新の姿とそこに至る過程。
最新のSBI社を北尾さんという人物を通じて把握するにはうってつけの書籍だと思います。

産業イノベーションの事例として読まれるのも示唆深いかと!

 

 

4冊目:弱者の戦術―会社存亡の危機を乗り越えるために組織のリーダーは何をしたか

  • 著者:山野 智久
  • 出版社:ダイヤモンド社(2021/11/30)

スタートアップ経営が直面するハードシングスとは何か?

それを生々しく綴った書籍は国内外含めて何冊か頭に浮かぶが、自分と同世代で、且つ、知人でもある人の中では初めてだったように思います。

この書籍は、

  • 日本最大の遊び予約サイトを運営するアソビュー社がコロナ禍の大ピンチをどう乗り越えたのか?
  • その中で経営者であり、著者でもある山野社長がどう立ち向かっていったのか?

その時のことが時系列に沿って生々しくまとめられている1冊である。

 

当時、人づてに「アソビュー社が人材紹介という形で社員を紹介しているみたいだ」という話はちらっと耳にした事がありました。

その裏側にあるであろう文脈は、アソビュー社の事業ドメインとコロナの状況を鑑みれば、同業の経営者でなくともなんとなく想定がつくわけでしたが、やはり当事者の筆は強い。

その当時の意思決定の背景が迫力たっぷりに書かれています。

著者の山野さんは、持ち前の屈強な精神でもってこのハードシングスに立ち向かっていく。
というストーリーではなく、厳しい現実が眼前に現れる度に変容する山野さん自身の精神状況。

そんな中でも、強いビジョン・仲間・そしていくつかのルーチン(頭を空っぽにする技術?)の開発で抗っていく姿が描かれています。

まだ手にとったことのない人は、
書籍のテーマや内容とは裏腹に、非常に読みやすい文体で書かれているため、スタートアップ界隈・ベンチャー界隈で働く人は手にとってみても良いのではないでしょうか。

 

きっと元気がもらえるし、これからの彼らに注目せざるを得なくなるでしょう。

いつの時代も怪物経営者と呼ばれるような人たちがおり、
私自身もこの1年間は、明治・昭和の怪物経営者の書籍を何冊か読みました。(例『私の履歴書昭和の経営者群像 』etc)

 

怪物は1日にしてならず
そして、怪物は先天にしてならず。

日本のスタートアップ業界に新たな参考書籍が追加された。

そんな気持ちになりました。

 

 

5冊目:言葉のズレと共感幻想

  • 著者:細谷 功、佐渡島庸平
  • 出版社:ダイヤモンド社(2021/11/30)

具体と抽象』の著者である細谷さん。
そして、『ドラゴン桜』や『宇宙兄弟』など、数多くのヒットコンテンツを編集者として手掛けてきた佐渡島さんとのいわゆる対談本です。

私自身はおもしろく読ませてもらいました。

私のケースでいえば、『具体と抽象』は出版されて間もない時に私がたまたま手にとり、社員にも薦めて以来、社内図書館であるSpeeeLibraryの年間貸出ランキングにも常にランクインしているような縁のある書籍です。

そんな『具体と抽象』の著者である細谷さんが、佐渡島さんを通じて、具体と抽象を様々な事象に適用しながら再解釈を重ねていくような書籍になります。

全体としては“なんで認識ってズレるんだろうね”というissueを、主に佐渡島さんが抱えている最近の悩みや、気付きを軸にして細谷さんとともに整理していくというものです。

ただし、この書籍は全体を通じて強い整合性みたいなものはあえて作られていないようです。
したがって、読了感として『ん?結局何が言いたかった本だっけ?』と思われやすいのかもしれません。

 

個人的にはこの手の書籍の楽しみ方は、

随所に「新しい視点」「ユニークな視点」というものがお二人の会話の中に散りばめられている。そこから読者が勝手に示唆を獲得するような種類の本なのかなぁと。

何かわかりやすい“これが答えだ!”みたいなものを求めるものではないのだと思います。

書籍の始まりにもこう書かれています、

どうすれば、具体と抽象の行き来が起こるのか。二人で、知識を整理しても、味気がない。たくさんの雑談をして、気になっている日常の具体を、抽象化して、また別の具体へと話が飛んだ。

細谷功,佐渡島庸平. 言葉のズレと共感幻想 (Japanese Edition) (p.4). Kindle 版.

 

まさにこの通りだったなぁと。

『コンセプトだけ持った状態で行われた高級な雑談』

個人的には結構こういう類の書籍も好きなのです。

あまりカロリーを使わないというか、テンポ良く進んでいき、他人の会話を聞かせてもらっている贅沢さを感じるというか。

ちなみに本書の中では、

  • 佐渡島さんの毎日行うコーヒードリップの観察
  • 具体と抽象の距離感の重要性
  • ダブリングについて
  • あえて抽象化のスイッチを切るとき
  • 具体と抽象の三角形は横のずれよりも縦のズレが難しい。
  • 抽象的な思考ができるようになるかは「能動的」な人かどうかが鍵

みたいなことが縦横無尽に語られています。

 
 

具体と抽象は、上司・部下。親と子ども。先輩と後輩。
様々な関係の間をつなぐ重要なリテラシーなのではじめて触れる方も、過去触れたことがあるが久しぶりに最新化しようと思った方も含め興味がある方はぜひ!

 

6冊目:3秒でわかる漢方ルール

  • 著者:新見 正則
  • 出版社:新興医学出版社(2014/7/5)

3秒かどうかはおいておいて漢方ルールに1度触れてみることは個人的にはオススメかなぁと。

なんでそもそも漢方の書籍を?
という感じですが、コンディショニングについての選書ということでご理解を。

皆さん、漢方とどう付き合っていますかね。

子供の頃に親から飲むように言われていたか否か?
何か体調に苦心している中でたまたま出会うことになったのか否か?

その2つがない限りは案外距離の遠い存在だったりするのでしょうか。

個人的には近年はかなり日常的に使うようにしているのですが、
そんな漢方に対しての捉え方で参考になったのが、著書の新見先生の書籍です。

 

著者は、オックスフォード大学で免疫学を学び、その後、ねずみにオペラを聞かせて免疫活動への変化を研究したことがイグノーベル賞を受賞するなどユニークな経歴を持つ新見先生というDr.です。
漢方の新しい解釈「モダン・カンポウ」の提唱者として活動をされていらっしゃるようです。

選書したこの1冊というよりも、まずは、どれか1冊新見先生の書籍から入ってみて、興味に触れたら派生させるのが良いのかなぁという感じです。

新見先生の書籍郡にふれるまでの自分の『漢方』への理解は乏しく、

 

医療の現場でその有効性を感じている方々が、積極的に活動をしてきた結果、最近では漢方に対するエビデンスも増えてきており、現場のDr.が肩身を狭くすることなく処方できるものも除々に増えている。

そんな流れもあって、西洋医学に対比する形としての東洋医学として捉えられていた漢方のポジショニングがかなり融和されていて、云々。

 

みたいな概況だけは、いち素人として、薄〜く捉えていたのですが、それ以外の漢方の知識は全く乏しいという状況でした。

  • そもそも薬で治りが感じられないものに対しての漢方の位置づけ。
  • 今の自分の症状に対して何を飲むべきなのか?
  • 漢方を処方するDr.について
  • ツムラとクラシエってどういう違いがあるの?
  • ツムラとクラシエには漢方にNo.表記をされているがあれって何?

等々。

西洋医学で治せない・解釈しきれていないものに対して、鬼の首をとったように漢方(または東洋医学的アプローチ)を誇大広告するような類のものも目につきますが、当然、そのようなものではありません。

 

新見先生はYouTubeでも発信をされているようなのでそっちから入るのもありなのかもしれません。
極めて現実的で、バランスがよく、読みやすく聞きやすい漢方手引のように感じたので昨年の1冊に。

(大塚個人として、医療に対しての特定の主義・主張は一切ありませんので、あしからず。)

 

 

最後に

今回は以上の6冊でした。

この読書ログを書く前に毎回思うのは、

『今回はだいぶ仕事詰まっててそんなに読めてないから選書できるものあったかなぁ・・・』

なのです。

ところが、いざ半年分の購入リストを作って通観してみると、やはり4-5冊は記憶を呼び起こされるような書籍があるのですよね。

ましてや今回は1年間分をまとめてしまいましたので6冊では消化不良のような感もありますが、まぁ、1年間にまとめたのは自分ですから、そこは自業自得ということでまた何か別の機会にでも。

私の書籍の読み方は、主に仕事を通じて抱いた疑問や、浮かび上がってきた小さな仮説なりを心の中に留めた状態で、乱読を通じて処理したり、育んだり、全然違う方向に派生させたりしながら自由気ままに戯れるスタイルです。

したがって、読書の方法論には一切縛られておらず、頭から最後まで全部読むことや、Kindleが良いとか紙が良いとかもなく、その時間で集中できるならばなんでも良いということにしています。

仕事生活の隙間時間でうまいこと付き合っていくために自然と身についたのが今の私の読書スタイルなのですが、ここ最近、腰を据えてじっくり読み込む比率を増やしたい感覚が強く出てきています。

もっというと、過去読んだ良書を何度も読み返すような比率も増やしたい感覚が強くなってきました。

例えば、再読も含めて読める書籍を10冊程度に絞り込み、
その10冊とだけ向き合うようなスタイルで半年間すごしてみるような生活も良いかもなぁと。
このあたりはここ1−2年で大きく変化していくような予感がします。

では皆様、2023年も実りの多い良い時間を、良い書籍との出会いとともにお過ごしください。

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