15期(22年9月期)トピックスまとめ

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はじめに

昨年に続き、
今年も1年間のトピックスをまとめてみました。

本ブログは、1年間のプレスリリースから当社の今とこれからを象徴するようなニュースを私が選定し、そこにコメントを加えていく形で当社の今をつかみやすくなっていただくことを目的としています。

先日、通期の決算発表を終えたところですので、本題に行く前に、
定量面の振り返りも簡単にしておきましょう。


 
15期
 - 売上
   - 11,238百万円(昨対比118.6%)
 - 営業利益
   - 1,559百万円(昨対比137.2%)

参照
  2022年9月期通期決算説明資料

 


 - 売上は3カ年CAGRで130.7%
 - 営業利益は3カ年CAGRで141.6%

という高い成長率で終えることができました。
詳細は決算説明資料、並びに決算説明の動画で私が説明をしていますので、興味のある方はそちらもご覧ください。
※動画が開かない場合、「Youtubeで見る」から遷移いただくと閲覧できます

では、本題に行きましょう。
以下が、2021年10月からの1年(15期)の間にリリースされた主な記事(ニュース)一覧です。

 
 

リリース一覧 (※スマートフォンだと一見分かりづらいのですがスクロール表示になっています)

全社(8news)

  • 2022年3月
    • 「ONE CAREER」就活クチコミアワード2022の2部門で、GOLD賞とSILVER賞を受賞しました
  • 2022年4月
    • 23年卒が選ぶ! 就職人気企業ランキングで7位に選出いただきました
  • 2022年5月
    • Speee所属の簑原由加利選手、デフリンピックの自転車競技において銅メダルを3つ獲得
  • 2022年6月
    • 東大・京大24卒 就活人気ランキングに取り上げていただきました
  • 2022年7月
    • Speee、公益財団法人国連大学協力会に「チャリボン」を通じた支援を実施
  • 2022年8月
    • Speee、エンジニア新卒採用コンセプトである「コードで紡ぐ、事業探究。」を策定
  • 2022年9月
    • 本社移転に関するお知らせ
    • Speee所属の簑原由加利選手、都民スポーツ大賞を受賞

事業(38news)

  • 2021年10月
    • Datachain、国内初、Cosmosエコシステムを推進するInterchain Foundationの助成金に採択
    • イエウールのテレビCMが10/14(木)より放映開始
    • UZOU、広告計測ツールやASPツールなど15社と連携、コンバージョンデータの正確な把握が可能に
  • 2021年11月
    • Datachain、ソラミツと技術連携。相互運用性の確保による異なるデジタル通貨の同時交換を実現へ
    • Datachain、日立と共同開発。Hyperledger Fabric/Besu間の相互接続によるNFT決済サンプルコードをHyperledger Foundationに寄贈へ
    • 入退社タスクの漏れをゼロにするバックオフィス特化型タスク管理システムWorQ(ワーク)、サービス開始
  • 2021年12月
    • Speee、リフォームのマッチングプラットフォーム「ヌリカエ」において、保証期間を無料で延長できる「ヌリカエ水回り保証」サービスを開始
    • UZOU、薬機法・医療法を遵守する事業者向け認定資格「YMAA」のシルバー団体認証を取得し、さらに広告審査を強化へ
    • Datachain、JCBと「デジタル通貨交換基盤」構築に向けた実証実験を開始
    • リフォームのマッチングプラットフォーム「ヌリカエ」が6周年。累計加盟企業数は3,000社を突破し、年間流通総額は130億円に。
    • 不動産DXのSpeee、「ケアスル 介護」サービスリリースから1年で掲載施設が8,000軒突破
  • 2022年1月
    • Speee、リフォームのマッチングプラットフォーム「ヌリカエ」において当日中に工事代金を受け取ることができる「ヌリカエ先払い」サービスを開始
    • Speee、Criteoの認定代理店制度「Criteo Certified Partners」にて「Silver」に2期連続で認定
  • 2022年2月
    • Datachain、NTTデータと共同でEthereum上のデジタル通貨とHyperledger Fabric上のデジタル資産のDVP決済の検証に成功
  • 2022年3月
    • 不動産査定サイト「すまいステップ」、専門家へのインタビューを通して不動産売却ユーザーへの情報提供を強化
    • Speee、島村楽器の「楽器プレイヤーのトータルサポート」を目的としたデータ活用プロジェクトを始動。リアルとネット双方の強化に向け加速
    • リフォームのマッチングプラットフォーム「ヌリカエ」は、「リフォームマッチングサイトに関するランキング調査」にて、利用者数・送客数・対応エリア数・成約数(総合部門)・成約数(外壁部門)で全て1位を獲得
    • 人事総務・情シスの入退社や異動対応工数を50%削減するクラウドシステム「WorQ(ワーク)」を正式提供開始
  • 2022年4月
    • 不動産DXのSpeee、完全会員制の家探しサービス「Housii(ハウシー)」を開始
    • 世の中に、より正確で安全な情報を。ネイティブアド配信プラットフォーム「UZOU」と株式会社ネクストラストが業務提携
    • リフォームのマッチングプラットフォーム「ヌリカエ」、業界最低水準金利の「ヌリカエローン」サービスを開始
    • Datachainとソラミツ、異なるデジタル通貨間の同時交換を見据え、複数のHyperledger Iroha同士のインターオペラビリティに成功
    • 不動産DXのSpeee、完全会員制の家探しサービス「Housii(ハウシー)」プロダクト提供開始記念インフォグラフィックスを公開
    • 不動産一括査定サービス「イエウール」が、東京商工リサーチ「不動産の一括査定サイトに関するランキング調査」にて、利用者数・提携不動産会社数・エリアカバー率で全て1位を獲得
    • Datachain、JCBと複数のデジタル通貨を交換するPVP決済の検証に成功。同時に、次世代金融における相互運用性の実現に向けたコンセプトペーパーを発行
  • 2022年5月
    • 大久保佳代子に恋の予感?!「家を売る時、妥協はダメ。結婚と一緒」不動産DXのSpeee、5/1(日)〜新CM放送開始
    • Speee、企業のGoogle Analytics 4移行・活用支援サービスを開始
    • Speee、アドエビスにおけるパートナーランクを取得
  • 2022年6月
    • 不動産DXのSpeee、完全会員制の家探しサービス「Housii(ハウシー)」が6/1より関西エリアへサービスを拡大
    • 不動産DXのSpeee、BuySell Technologiesとの業務提携において関係性を強化し、住まいに関するトータルサポートを実現
  • 2022年7月
    • 「ヌリカエ」は、国交省「住宅ストック維持・向上促進事業」に採択された瑕疵保証サービスを開始
  • 2022年8月
    • Speee、Criteoの認定代理店制度「Criteo Certified Partners」にて「Silver」に3期連続で認定
    • Speee「Quickwin CDP」のサービス提供を開始。CDP活用の導入から定着までのプロセスを高速化し、成果創出を後押し
    • Datachain、「Microsoft for Startups」に採択。安全・高効率にブロックチェーン間の相互接続を可能にする「LCP」の開発を推進
  • 2022年9月
    • 不動産DXのSpeee、鎌倉新書との業務提携を開始し、住まいに関するトータルサポートを強化
    • Speee「Quickwin CDP」を島村楽器に提供し、CDPオンボーディングを高速化
    • 不動産DXのSpeee、マンションノートの業務提携を開始
    • Datachain、三菱UFJ信託銀行と技術提携を開始。ステーブルコイン基盤「Progmat Coin」を用いたデジタル証券のクロスチェーン決済において2024年までの商用化を目指す

 
 

本文

1つ目:2022年4月 完全会員制の家探しサービス「Housii(ハウシー)」

 

今年は、Speeeが展開する不動産DXにおいて、サービスの拡充が加速された年でした。

その中でも、2022年4月にリリースをした 完全会員制の家探しサービス「Housii(ハウシー)」をピックアップしてみました。

 

このブログをご覧の方はご存知の方も多いかもしれませんが、
当社の不動産DXでは、すでにイエウールというサービスを展開しています。

家を売りたいと検討しているユーザーと、その家を購入する不動産会社をつなぐ役割を担うサービスです。すでに業界No.1のシェアを獲得しており、今後よりその位置を盤石なものにしていきたいと考えています。

 

今回のHousiiは、そのイエウールとは異なるビジネスモデルではあるものの、業界No.1のイエウールと組み合わせることで、より大きなDXインパクトを出していくことを目指しています。

この展開を簡単に言うならば、
売却希望者と不動産会社をつなぐ役割から、不動産物件を手に入れた不動産会社から更にその先の「購入希望者」をつなぐ役割までサービスを拡張するということになります。

 
サービス提供先が片手だけだったサービス範囲を両手にまで広げていくという言い換えもできるかもしれません。

 
Housiiは2022年4月のローンチからまだ日は浅いですが、登録ユーザーは順調に増加し、対象エリアもスタート時の首都圏から、関西エリア、中京エリアにまで急激に拡大をすることができましたので、今後の成長がとても楽しみなサービスであることから、今回ピックアップをしてみました。

 
 

2つ目:2022年5月 大久保佳代子に恋の予感?!「家を売る時、妥協はダメ。結婚と一緒」不動産DXのSpeee、5/1(日)〜新CM放送開始

さて2つ目です。

1つ目のHousiiの内容でも触れましたが、オンライン不動産売却No.1のイエウールが、新しくCMを開始したというリリースになります。

くせになるクリエイティブといいますか、大久保佳代子さんが流石の演技でした。

 

マーケティングデータから見る認知の広がりはさることながら、
個人的な日常業務の中からもその変化を感じることがありました。

それは、新卒採用で面接をした関西在住の学生の中に「CMを見て知りました〜」という学生さんがいたことです。
もちろん、こういうことも起きることは想定していましたが、いざ目の前に現れてくれると嬉しいものですね。

ちょっとニヤっとしてしまいました。
こういう体験も事業拡大の醍醐味の1つですね。

今後はTVCMに限らず、様々なマスマーケティングに取り組んでいく方針ですので新しいリリースを出せることが今から楽しみです。

 
 

3つ目:2022年6月東大・京大24卒 就活人気ランキングに取り上げていただきました

3つ目は新卒採用についてです。

毎年発表される人気ランキングで今年もランクインをさせてもらったというリリースを6月に出させて頂きました。

 

昨年もランクインをしていましたが、今年は、
IT業界の中でもより順位を上昇させた企業として当社が選抜されました。

 

当社は創業来新卒採用を非常に大切にしてきました。
15年間新卒採用に向き合ってきた中で思うのは、新卒採用は毎年の積み重ねが非常に大事だということです。

 

なぜ大事だと思うのか。

 

1つ上の先輩にどんな人材がいるのか?
2つ上の先輩はどんな成長をしているのか?
3つ上の先輩はどんな機会を得ているのか?

 

はたまた、
1つ下の後輩はどんな機会を獲得しているのか?
2つ下の後輩はどんな成長をしているのか?
3つ下の後輩にはどんな人材が入ってきているの?

 

等々、
若い世代は自分と年次が近い人から受け取る刺激が強いという特性があり、当社ではその特性を大事にしています。故に、毎年の積み重ねが大切だと考えているのです。

 

あるタイミングだけ集中的に取り組んだ為に1度だけランクインするという話ではなく、このように継続的に評価いただけるということに、価値と喜びを感じたのでピックアップしてみました!

 

来年もランクインできるようにさらに力を入れていきたいと考えています。

 
 

4つ目:2022年9月 本社移転に関するお知らせ

当社はしばらくの間、六本木にオフィスが2拠点ありました。
今回は、ここを1拠点化し統合することを決めました。
目的は大きく2つあり、どちらもとてもシンプルです。

 

①統合した方が効率性が高いという点。(重複コストの発生やコミュニケーションコストの発生等々が小さく積み重なって存在していた)

②今後の増員に耐える為のスペース確保という点。(オンラインの活用余地はまだまだあるので増員分と比例して面積が必要というわけでは無い)

 

ということで、どちらも高い効果を期待しており、今から年明けの統合を楽しみにしています。

 

さて、せっかくですので、ここでは働く環境についての当社の考え方にも少しだけ触れておきたいと思います。

 

言わずもがな、COVID-19の流行以降、完全オンラインの会社が多く生まれたり、ハイブリッドな働き方を継続していたり、流行状況を鑑みながら以前と同じような出勤型の勤務形態にしたり、各社、働き方の再編集を、現在進行系で重ねている状況かと思います。

 

最近では、イーロン・マスク氏の(彼の真意はわかりませんが)異様なほどに完全出勤を要求する発言も注目を集めているところですね。

我々としては、自分たちが提供しているサービスがより多くの顧客や消費者が選びやすくなる為にという、カスタマーサクセスの視点。そのサービスを提供・進化を担う働き手がより当社の環境を選びやすくなる為にというエンプロイーサクセスの視点。そして、短期・中期・長期という時間軸の視点。この3つの視点を統合させながら、我々にとってどうあるべきなのかを判断してきました。

 

具体的には、働き方のデザインは各事業責任者が権限を持ち、自分たちの事業を上記の3つの視点から考慮するという形をとっています。(なので事業部によってまちまち)

 

働き方、働く場所に関しては、COVID-19の落ち着きとともに、以前に比べ世の中で行われている議論のトーンは落ち着いてきているように感じますが、当社では働き方における様々なデータや解釈がこの期間で社内に蓄積されてきましたので、今後も継続的に統合的な視点で、オンライン・オフラインの最適な活用方法を模索し続けたいと考えています。

 
 

5つ目:2022年9月 Datachain、三菱UFJ信託銀行と技術提携を開始

このリリース文面にもあるように、
三菱UFJ信託銀行様と技術提供をさせていただくこの取り組みは、当社子会社のDatachain社においてもさることながら、国内デジタル通貨における、エンタープライズブロックチェーン領域においても非常に大きな1歩になるのではないかと考えております。

内容は入り組んでおりますので、この記事では詳細は割愛しますが、

①インターオペラビリティ
②エンタープライズブロックチェーン と パブリックブロックチェーン
③ステーブルコイン(来年、ステーブルコイン法が施行される)
④LCP(Datachainが開発したプロダクト名)

この4つのキーワードは今後しばらくの間頻出するキーワードになるかと思いますので、キーワードだけでも抑えていただくと、今後も多くのリリースが予定されているDatachainが向き合う市場の可能性と立ち位置が徐々に捉えられるようになってくると思います。

 

15期の通期決算説明の質疑応答部分も参照していただけると理解が深まるかもしれません。
15期通期決算説明会 質疑応答(38:50)
※動画が開かない場合、「Youtubeで見る」から遷移いただくと閲覧できます

 
 

最後に
 
ということで、
今回は1年間のプレスリリースから5つだけリリース順にピックアップしてみました。

 

1年間のリリースを通観してみると、
今年の全社関連のリリースは8個(昨年は2個)。
事業関連のリリースは38個(昨年は16個)でした。

更に内訳を見てみると、
やはり、不動産DXのサービス拡張におけるニュース。そして、Datachain社における提携開始のニュースを中心に事業関連のニュース比率が多い1年でした。

 

2022年11月に15期(FY22.9)の通期決算発表で、16期(FY23.9)は『投資期』と位置づけ、FY22の10億円の投資から+8億円。合計18億円の投資を実行していく計画を発表させていただきました。

その主な投資先が不動産DX関連なのですが、
大規模投資は大規模投資ができる環境が備わってはじめて実行できるものになります。

 

そういう意味では、このリリースの一覧を見ても、
不動産DXが、継続的に新プロダクトのローンチ、新たなマスマーケティングの開始、継続的な提携等々を通じて、多くの種を巻いてきたことの足跡になっているのだと思います。

 

また、その16期(FY23.9)の投資期は『仲間集め』も重要なキーワードになってきます。
1年間で3桁の採用を計画しており、現在Speeeグループでは、25−30種類のJOBが絶賛オープンされていますので、当社に少しでも興味を持っていただける人がいればぜひお声がけください。

 

最後になりますが、
このブログ自体のリリースが2022年末ということで、ブログの締め括りと、年の締め括りも併せてしまいますが、この1年、多くの顧客・ユーザー・パートナー企業様、そして、当社で働く従業員やパートナーの方々によって当社の経営を支えていただきましたこと心より感謝申し上げます。

『解き尽くす。未来を引きよせる。』というコーポレートミッションの実現に向け、より大きな付加価値が創出できるような日本のDX企業を代表するような存在になっていきたいと考えています。

 
今年もお世話になりました。
引き続き当社を宜しくお願い致します。

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