『インテル戦略転換』の中で、
「シグナル」と「ノイズ」を明確に区別する事が重要と説いていますが、
ここでいう、「ノイズ」とは、
セブン&アイHDの鈴木会長が言うところの、
「本当のようなウソ」に近いものだと思っています。
この違いを理解することの重要性は、本当に痛感しています。
企業内における情報の流通に限定をした場合、
おそらく、どの規模の組織でも、
一定数のノイズというのは無くなりはしないでしょう。
それは、意図的にノイズを発しているという自覚がない事も大きな原因の1つ。
私自身も社内にノイズを発しているケースがあるかもしれない‥いやあるだろう…。
情報の取り扱いには、一定のマナーがあると思うのですが、
マナーを守りましょう。と言っても、その呼びかけによって
マナーが100%守られるという事は困難です。
「ノイズ」なのか、何かを示している「シグナル」なのか。
非常に区別が難しい。
個人的には、少なくとも、
情報は参照元と時系列の理解をもって初めて、
鮮度が担保されると思っているので、
それを確認する行為が「シグナル」と「ノイズ」を見極める一助になれば良いと思っているんですが‥。
いやはや、それもまた容易ではないですね。
当たり前の話しだけれども、意外と出来ていない事として、
まずは、情報の発信側と受け手側、双方が一定の情報取り扱いのマナーを理解した上で、
コミュニケーションを取る事を徹底するしかないのかもしれません。
参考書籍:
インテル戦略転換/アンドリュー・S. グローブ (著)
鈴木敏文の「本当のようなウソを見抜く」―セブン‐イレブン式脱常識の仕事術 /勝見 明(著)