読書ログ:2025年 年間

2026.04.10 コラム, 読書ログ
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はじめに

読書ログシリーズは、私の1年間の書籍購入リストの中から、数冊ピックアップしてご紹介するシリーズです。

毎年恒例にしているのですが、今年は私の怠慢で遅くなってしまいました。なんとか穴を空けずにすみました。(社内関係者の皆さん催促させる仕事を増やしてしまい失礼しました m(_ _)m)

今回は昨年2025年の1年間分を振り返るものになりますが、結果的には、近年最も本を買った1年だったようです。昨年後半くらいから自分の興味テーマはある程度絞られていたはずだったのですが、冊数は絞られずにむしろ増えていったようでした。

毎回言っているのですが、買ってすぐ興味があった部分にだけ目を通してその後手つかずの書籍もたくさんあります。腰据えて読むことは決めていて全く目を通さずにそのまま積ん読タワー行きになっているものもあります。そのようなタイプの読書スタイルを取っておりますので興味関心が強いテーマが出てくるとそこを中心に四方八方広がっていく。そして、そのテーマが数個あると、このような機会で振り返らない限りもはや自分でも何冊買っているのかまったく検討もつかないわけですが、昨年(2025年)の1年間は、自分にとっては、濃い読書時間を過ごせた実感がありました。

この1年は、自分が読める本、読み込めるものが増えてきた感覚といいますか。過去に読んできたものがいくつか繋がってきた感覚といいますか。自分の物事の捉え方が質的に変化している感覚を覚えた期間でした。

例えば、2026年の高市政権発足の変遷やそこに至る言論界の人たちの様々な議論や雑談などを拝見している中で、掴めるものが増えていることを密かに実感した年でした。

この感覚を持って2026年も濃い読書時間を過ごしたいと思っています。

さて、選書した6冊はその中でも比較的紹介しやすい&読みやすいものを直感的に選んでみました。

  1. ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想
  2. 論理的思考とは何か
  3. ビジネス読書手帳 — 「本を読んでも身につかなかった人」のための手帳
  4. あなたが世界のためにできる たったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ
  5. 三島由紀夫 石原慎太郎 全対話
  6. 表現者クライテリオン2025年11月号

キーワードとして並べてみるとこんな感じでしょうか。

#読書のしかた…
#アメリカ思想の潮流
#日本の保守思想
#移民問題
#効果的な利他
#国別の論理的思考
#石原慎太郎

では、以下、本題へ。

 
 

2025年 年間 書籍一覧

合計307冊

(スマートフォンだと一見分かりづらいのですが今回もスクロール表示になっています)

– 英語はもっと科学的に学習しよう SLA(第二言語習得論)からみた効果的学習法とは
– 斉藤先生! 小学生からの英語教育、親は一体何をすればよいですか?
– アメリカの大学生が学んでいる本物の教養 (SB新書 605)
– 世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法 (中経の文庫)
– ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語――わが子の語学力のために親ができること全て!
– 数学の世界史 (角川書店単行本)
– スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長が教える 脳が一生忘れないインプット術
– 未来を創るDify入門: RAG・チャットボット・ワークフローの基本をマスター (IT・コンピュータ・テクノロジー入門書)
– 入門 Dify: 1時間で学ぶ基礎+エージェント・RAG作成 1時間で学ぶLLMツール
– 自分や他人に振り回されないための感情リテラシー事典
– AIエージェント あなたのタスクをすべてこなす (NewsPicks Select)
– 三枝教授のすばらしき菌類学教室 1 (BRIDGE COMICS)
– イノベーションの経済学 「繁栄のパラドクス」に学ぶ巨大市場の創り方
– やる気の正体
– 成功に価値は無い!
– 現代語訳 信長公記 (新人物文庫)
– 超葉隠論
– 生くる
– 葉隠入門 (新潮文庫)
– 本居宣長(上) (新潮文庫)
– 本居宣長(下) (新潮文庫)
– 知識創造企業(新装版)
– バガヴァッド・ギーター (岩波文庫 赤 68-1)
– 直観を磨くもの: 小林秀雄対話集 (新潮文庫)
– 読書について
– 永遠の三島由紀夫
– 人生のロゴス 私を創った言葉たち
– 経営者は人生理念づくりからはじめなさい
– 無境界: 自己成長のセラピ-論
– 十牛図に学ぶ
– 対談 風の彼方へ 禅と武士道の生き方
– 脱人間論
– 文庫版 一歩前に踏み出せる勇気の書
– ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想 (星海社新書 153)
– 歴史の終わりを超えて (中公文庫 あ 51-1)
– ルネ・ジラール (文庫クセジュ)
– シンギュラリティはより近く: 人類がAIと融合するとき
– 西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラム
– 岩波新書の歴史―付・総目録1938‾2006 (岩波新書)
– 夜明け前 (第1部 上) (新潮文庫)
– 夜明け前 (第2部 下) (新潮文庫)
– 構造としての神―超越的社会学入門
– 透析を止めた日
– 信念の奇跡
– 存在のカタストロフィー: 〈空虚を断じて譲らない〉ために (UTCP叢書 5)
– 《人間》への過激な問いかけ: 煉獄のフランス現代哲学;上 (水声文庫)
– 歴史のディコンストラクション: 共生の希望へ向かって (UTCP叢書 4)
– 悪魔祓い (岩波文庫) (岩波文庫 赤 N 509-2)
– 世界神話学入門 (講談社現代新書 2457)
– 世界の神話 (岩波ジュニア新書 902)
– すごい神話 (新潮選書)
– 図解 世界5大神話入門
– 科学者と詩人 (岩波文庫 青 902-5)
– 科学と仮説 (岩波文庫 青 902-1)
– 科学の価値 (岩波文庫 青 902-3)
– 実験医学序説 (岩波文庫 青 916-1)
– 初学の編集者がわかるまで書き直した 基礎から鍛える量子力学 基本の数理から現実の物理まで一歩一歩
– 読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)
– 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ (文春新書)
– すばらしい新世界 (光文社古典新訳文庫 Aオ 2-1)
– 自由の哲学 (ちくま学芸文庫 シ 8-4)
– 人間不平等起原論 (岩波文庫 青 623-2)
– 監獄の誕生<新装版> : 監視と処罰
– スペクタクルの社会 (ちくま学芸文庫 ト 8-1)
– 宇宙をプログラムする宇宙―いかにして「計算する宇宙」は複雑な世界を創ったか?
– 「失敗の本質」を超えて 安全保障を現場から考える
– 悲しき熱帯 (1) (中公クラシックス W 3)
– レヴィ=ストロース (文庫クセジュ 990)
– 神話と意味【新装版】
– 法華経を生きる
– 大西郷の悟りの道―「敬天愛人」とキリスト教
– 敬天愛人: 私の経営を支えたもの (PHP文庫 い 28-7)
– 代表的日本人 (岩波文庫 青 119-3)
– 後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫)
– 信念に生きる――ネルソン・マンデラの行動哲学
– イノベーションの競争戦略―優れたイノベーターは0→1か? 横取りか?
– NEXUS 情報の人類史 上: 人間のネットワーク
– NEXUS 情報の人類史 下: AI革命
– 古典が最強のビジネスエリートをつくる
– 日本人が知らない!「文明の衝突」が生み出す世界史
– 留魂録
– 蒼天航路(1) (モーニングコミックス)
– 「日本人とは何か」がわかる 日本思想史マトリックス
– 世界の今を読み解く 政治思想マトリックス (PHP文庫)
– 独立自尊――福沢諭吉と明治維新 (ちくま学芸文庫)
– 超訳 吉田松陰語録 運命を動かせ (角川文庫)
– バスピロー お風呂 まくら お風呂枕 吸盤付き バスタブ グッズ バスまくら 防水 滑り止め カビない バス枕 お風呂グッズ (ホワイト)
– ペリー提督日本遠征記 上 (角川ソフィア文庫)
– [新訳]留魂録
– 吉田松陰『留魂録』 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ)
– イーロン・マスクを超える男 サム・アルトマン なぜ、わずか7年で奇跡の対話型AIを開発できたのか
– ゼロからわかる量子コンピュータ (講談社現代新書)
– 「人間関係×哲学思考」頭のモヤモヤを、32人の哲学者が答えていく
– イノベーションのジレンマからの脱出 日本初のデジタルバンク「みんなの銀行」誕生の軌跡に学ぶ
– 実践 エンベデッドファイナンス: ――あらゆるサービスに溶け込む新しい金融のかたち
– エンベデッド・ファイナンスの衝撃: すべての企業は金融サービス企業になる
– 森岡毅 必勝の法則 逆境を突破する異能集団「刀」の実像
– 世界一わかりやすい 筋肉のつながり図鑑セルフケア編
– ビヨンド・フィンテック時代
– 教養としての決済
– 真・日本の歴史
– 絶対に民主化しない中国の歴史
– 日本史真髄 (小学館新書 い 25-1)
– 天皇の日本史 (角川文庫)
– ぜんぶ、すてれば
– 世界一わかりやすい 筋肉のつながり図鑑
– 一生役立つ! きちんとわかる解剖学 筋肉・骨・からだのしくみ
– 細木数子 魔女の履歴書 (講談社+α文庫)
– 人生と陽明学 (PHP文庫)
– 帝国大学の誕生 (講談社学術文庫 2811)
– 文明論之概略: 現代語訳 (ちくま文庫 ふ 44-1)
– 決定版・脱亜論 今こそ明治維新のリアリズムに学べ
– モオツァルト・無常という事 (新潮文庫)
– ゴッホの手紙 (新潮文庫)
– 人生について (中公文庫 こ 14-3)
– ドストエフスキイの生活 (新潮文庫)
– 戦争について (中公文庫 こ 14-4)
– 歩く マジで人生が変わる習慣
– 三島由紀夫とアンドレ・マルロー
– Who You Are(フーユーアー)君の真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくる
– [復刻版]初等科修身 [中・高学年版]
– 国民の修身 高学年用
– 水戸維新 近代日本はかくして創られた
– 萌え騰るもの
– こじらせ文学史~文豪たちのコンプレックス~
– 瀧本哲史論文集 カオスの時代の、若者(ゲリラ)たちへ (星海社 e-SHINSHO)
– 人体最強の臓器 皮膚のふしぎ 最新科学でわかった万能性 (ブルーバックス)
– 今日を生きる (中公文庫 お 79-1)
– 陽だまりの時間 (中公文庫 お 79-3)
– 「なんとかする」子どもの貧困 (角川新書)
– つながり続ける こども食堂
– 竹久夢二童話集
– 小林秀雄講演: 音楽について (第6巻) (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 6巻)
– 小林秀雄講演: 信ずることと考えること (第2巻) (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 2巻)
– 新装版 考えるヒント (文春文庫) (文春文庫 こ 1-8)
– 小澤隆生 凡人の事業論――天才じゃない僕らが成功するためにやるべき驚くほどシンプルなこと
– ぼくたちはChatGPTをどう使うか 14歳から考えるAI時代の学び (三笠書房 電子書籍)
– 小林秀雄全作品 13
– 知の技法
– キングダム 75 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
– 一度読んだら絶対に忘れない国語の教科書
– 本屋を守れ 読書とは国力 (PHP新書)
– 祖国とは国語(新潮文庫)
– 「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室
– 名著講義 (文春文庫 ふ 26-3)
– 国家と教養 (新潮新書)
– 新訂 福翁自伝 (岩波文庫 青 102-2)
– 心の対話
– 日本文化の核心 「ジャパン・スタイル」を読み解く (講談社現代新書 2566)
– 易学入門
– 日本の10大新宗教
– 論理的思考とは何か (岩波新書 新赤版 2036)
– 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル
– ビジネス読書手帳 — 「本を読んでも身につかなかった人」のための手帳
– 本なら売るほど 1 (HARTA COMIX)
– 量子超越: 量子コンピュータが世界を変える
– 15分あれば喫茶店に入りなさい。
– 新装版 考えるヒント (3) (文春文庫) (文春文庫 こ 1-10)
– 新装版 考えるヒント (2) (文春文庫) (文春文庫 こ 1-9)
– サイケデリック・ルネッサンス (NEXTRAVELER BOOKS)
– 図解 自省録 人生を考え続ける力
– 自省録 (岩波文庫 青 610-1)
– 初めて語られた科学と生命と言語の秘密 (文春新書 1430)
– 運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」 (文春新書)
– 孫正義 300年王国への野望(上) (日経ビジネス人文庫)
– 孫正義 300年王国への野望(下) (日経ビジネス人文庫)
– 三日食べなくても大丈夫!!断食のすすめ
– サッカーはデータが10割 最強アナリストが明かすプレミアリーグで優勝する方法
– 孤独からはじめよう
– 本なら売るほど 2 (HARTA COMIX)
– 阿頼耶識の発見: よくわかる唯識入門 (幻冬舎新書 よ 2-2)
– 国家 上 (岩波文庫 青 601-7)
– 《唯識》で出会う未知の自分 仏教的こころの領域入門 (幻冬舎新書)
– 富める者だけの資本主義に反旗を翻す
– 若い人のための10冊の本 (ちくまプリマー新書)
– 2028年 街から書店が消える日 ~本屋再生!識者30人からのメッセージ~
– カウンターエリート (文春新書 1492)
– クロコーチ 1
– イノベーションの再現性を高める 新規事業開発マネジメント ――不確実性をコントロールする戦略・組織・実行
– メダリスト(1) (アフタヌーンコミックス)
– 本心 (文春文庫 ひ 19-4)
– トランジション ――人生の転機を活かすために フェニックスシリーズ
– 東大生はなぜコンサルを目指すのか (集英社新書)
– こころの生態系: 日本と日本人、再生の条件 (講談社+α新書 41-1A)
– 糖質疲労
– ビーイング・デジタル – ビットの時代 新装版
– あなたが世界のためにできる たったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ
– 新・ラグジュアリー ――文化が生み出す経済 10の講義
– 時間・自己・幻想 東洋哲学と新実在論の出会い (PHP新書)
– 新・貧乏はお金持ち――「雇われない生き方」で格差社会を逆転する
– 課題設定は意志から始まる DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文
– 「社会を変える」お金の使い方 ― 投票としての寄付、投資としての寄付
– 改訂新版 非営利団体の資金調達ハンドブック ーファンドレイジングに成功するポイントのすべて
– 社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門 PHP新書
– クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方 (星海社新書 109)
– 生成AI時代の言語論 (大澤真幸THINKING O 020)
– [現代語抄訳]言志四録
– 「仕事ができる」とはどういうことか? (宝島社新書)
– 心に折れない刀を持て ジャングリア沖縄、誕生までの挫折と成長の物語
– 楠木建の頭の中 戦略と経営についての論考
– 「利他」とは何か (集英社新書)
– シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント
– 見えない未来を変える「いま」――〈長期主義〉倫理学のフレームワーク
– 現代思想 2024年8月号 特集=長期主義  ―遠い未来世代のための思想―
– 命の経済~パンデミック後、新しい世界が始まる
– No.1アスリートを育てたカリスマトレーナーが教える 世界最高のフィジカル・マネジメント――誰もが健全なカラダに生まれ変わる3つのメソッド
– 極端こそ我が命
– シリコンバレーで結果を出す人は何を勉強しているのか (幻冬舎新書)
– キングダム 76 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
– カトリックの信仰 (ちくま学芸文庫)
– プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (日経BPクラシックス)
– 圧勝の創業経営 (文春新書 1500)
– 三島由紀夫 石原慎太郎 全対話 (中公文庫 み 9-17)
– ケリー・スターレット式 「座りすぎ」ケア完全マニュアル 姿勢・バイオメカニクス・メンテナンスで健康を守る
– 天-天和通りの快男児 1
– 「風の谷」という希望――残すに値する未来をつくる
– 老子 (岩波文庫 青 205-1)
– 荘子 第一冊 内篇 (岩波文庫 青 206-1)
– 沈黙の世界
– 社会が漂白され尽くす前に: 開沼博対談集
– 1984 フクシマに生まれて (講談社文庫 お 117-1)
– 昭和16年夏の敗戦-新版 (中公文庫 (い108-6))
– 明治維新で変わらなかった日本の核心 (PHP新書)
– 日本の盲点 (PHP新書)
– 素顔の西郷隆盛(新潮新書)
– 呪術廻戦 30 (ジャンプコミックスDIGITAL)
– 家系図つくってみませんか? (ポプラ新書)
– 図解でわかる 14歳から知る半導体と私たち
– 三枝教授のすばらしき菌類学教室 2 (BRIDGE COMICS)
– 夏日烈烈-二つの魂の語らい―
– 三島由紀夫の肉体
– 悲願へ 松下幸之助と現代
– うたげと孤心 (岩波文庫)
– 禁書で読み解く失われた日本精神
– 太陽の男 石原慎太郎伝 (単行本)
– 占領軍の検閲と戦後日本 閉された言語空間 (文春文庫 え 2-8)
– 忘れられた天才 井上毅
– 甲陽軍鑑 (ちくま学芸文庫 サ 15-2)
– 九鬼周造 (講談社学術文庫)
– 「いき」の構造 他二篇 (岩波文庫 青 146-1)
– 古代と近代の架け橋 江戸のダイナミズム
– 禅の真髄
– 表現者クライテリオン 2025年9月号
– 日本人の「作法」 その高貴さと卑小さについて
– キングダム 77 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
– キリスト教の核心をよむ NHK出版 学びのきほん
– 美しく、強く、成長する国へ。
– 精神の生態学へ(中) (岩波文庫)
– 小林秀雄の「人生」論 (NHK出版新書 665)
– ぼんやりとした不安の近代日本
– 安倍晋三 回顧録 (単行本)
– AIエージェント 人類と協働する機械
– 山県有朋: 明治日本の象徴 (岩波文庫 青 N 126-4)
– すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる
– 小林秀雄、吉本隆明、福田恆存――日本人の「断絶」を乗り越える (テンミニッツTV講義録 4)
– 科学哲学 なぜ科学が哲学の問題になるのか(シリーズ現代哲学への招待Basics)
– ドーダの人、小林秀雄 わからなさの理由を求めて
– 子供より古書が大事と思いたい
– 進みながら強くなる ――欲望道徳論 (集英社新書)
– 五輪書 (岩波文庫)
– 思想の英雄たち
– ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)
– 大衆の反逆 (岩波文庫)
– 君はなぜ学ばないのか?
– 修養 (角川ソフィア文庫)
– 現代語訳 武士道 (ちくま新書)
– NHK「100分de名著」ブックス 新渡戸稲造 武士道
– 眠られぬ夜のために 1 (岩波文庫 青 638-1)
– [現代語訳]ヒルティの読書術: 真の教養を身につける本の読み方
– 超訳 ヒルティの幸福論: 世界で一番幸せになる「思考力」 (単行本)
– ヒルティに学ぶ心術: 渡部昇一的生き方 (ChiChi-Select)
– 古事記の読み方 (WAC BUNKO 294)
– 伊藤仁斎「童子問」に学ぶ
– わが体験的キリスト教論
– 歴史通は人間通 (扶桑社文庫)
– 幸田露伴の語録に学ぶ自己修養法
– 皇室はなぜ尊いのか 日本人が守るべき「美しい虹」 (PHP文庫)
– 子々孫々に語りつぎたい日本の歴史
– 世界は善に満ちている―トマス・アクィナス哲学講義―(新潮選書)
– 二〇三高地 旅順攻囲戦と乃木希典の決断 (角川新書)
– 乃木大将と日本人 (講談社学術文庫 455)
– 乃木希典と日露戦争の真実 司馬遼太郎の誤りを正す (PHP新書)
– 宗教のきほん 「愛」の思想史
– 『いいかげんにしろ日教組-われ「亡国教育」とかく戦えり』
– まだ懲りないか日教組
– 小林一三 – 日本が生んだ偉大なる経営イノベーター (単行本)
– 逸翁自叙伝 阪急創業者・小林一三の回想 (講談社学術文庫 2361)
– 立命の書『陰騭録』を読む (致知選書)
– 戦略、組織、そしてシステム: 「組み立てる」戦略思考の方法論
– 成熟産業の連続M&A戦略
– 渡部昇一の「日本語のこころ」 (WAC BUNKO 19)
– 致富の鍵
– 吉田松陰一日一言
– 修身教授録一日一言
– アメリカと比べない日本
– NHK「100分de名著」ブックス 西田幾多郎 善の研究: 日常で深める哲学
– 霊性の哲学 (角川ソフィア文庫)
– 厚利少売  薄利多売から抜け出す思考・行動様式
– 死に至る病 (講談社学術文庫 2409)
– 行動学入門 (文春文庫 み 4-1)
– 安岡正篤教学一日一言 (致知一日一言シリーズ)
– 陽明学十講
– 自分の品格 (知的生きかた文庫) (知的生きかた文庫 わ 1-27)
– アメリカと比べない日本
– AI原論 神の支配と人間の自由 (講談社選書メチエ 672)
– 日本経済AI成長戦略
– 表現者クライテリオン2025年11月号

 

選書と軽く感想

1冊目:ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想

  • 著者:木澤 佐登志
  • 出版社:星海社

こちらは決して新しいものではなく、日本語訳の出版は2019年。内容は、新反動主義、加速主義、そして、ピーター・ティールの存在とその位置づけについてを思想カテゴリから整理してくれている書籍だ。

カウンターエリート』(著:石田健) とあわせて読むと良い。

自分の理解では、リベラル vs カウンターエリートという構図の中における、カウンターエリートの中の一形態に『新反動主義』とラベルされているカテゴリだと理解している。

少し角度を変えてみると、
下のレイヤーに木澤本(本著の著者)が存在し、その顕在化された一部としての石田本「『カウンターエリート』の著者」という位置関係と言っても良いだろうか。

個人的には、上記2冊を中心に、日々のツギハギのテックニュースや記事なども相まって、この構図が生まれるまでの系譜とそれぞれの関係性をざっくりと掴めた感覚が持てた。

故に、今のアメリカの動きが以前にも増して入りやすくなっている喜びもあるのだが、そんな悠長なことも感じていられないほど、これらの展開の根の深さと、その深さからくる不測を感じることとなる。

ということで、個人的には、セット読みがおすすめだ。

 
 
 

2冊目:論理的思考とは何か

  • 著者:渡邉 雅子
  • 出版社:岩波新書

これは目から鱗が落ちる。
意外にもこの領域が未だに未整理だったのかという意味でも新鮮な驚きがある。

本著を知ったきっかけはうろ覚えなのだが、どこかで紹介されたものを目にしたのだと記憶している。

この本から強いインパクトを受けた内容をものすごく完結に2つまとめると、

① 論理的と非論理的ではなく、論理的な中にも文化基盤の違いがあるという整理。
論理的という土俵の上に、別の分類があることを丁寧に説明してくれており、本著のメインテーマそのものに強いインパクトがある。単純にそれが面白い。

② 著者の渡邉先生がそこに至るまでのジャーニーが自叙伝としても熱い。渡邊雅子(さん) 戦記として想像を膨らませても面白い。

ちなみに、これはYouTubeで見てみたらむちゃくちゃレビュー系動画があるようだ。そして、とにかく非常に分かりやすく解説されている。

ぱっと何個か見た限りですと、特にこの方(予備校講師の方?)の説明なんて、なんてわかりやすいことか。
【論理的思考とは何か】カリスマ国語講師が論理について語り尽くす【今年一番感動した本】

ダイジェスト版が見たい人はこっち見た方が良いですね。

まさに、この方の説明の通りって感じで、面白いと思った自分の感覚は多くの人もそう思ったんだなぁ〜という意味でも、なんだか嬉しい気持ちになった1冊だ。

 
 
 

3冊目:ビジネス読書手帳 — 「本を読んでも身につかなかった人」のための手帳

  • 著者:クロスメディア・パブリッシング
  • 出版社:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

なんともありきたりなタイトルのように思うだろうか。(著者の方に失礼すぎるか。すみません m(_ _)m)

私も正直、何を今更、いい歳してという感じなのだがいざペンを手に持ち書いてみると、なかなか面白い。

その面白さとおすすめ具合は本心なのだが、その本心に反して、結論としては私の昨年の読書スタイルでは、まったくこのフォーマットは合わずに続けることはできなかった・・・。

続けられなかったのになぜ選書しているのか?それは、使い方によっては全然伸びしろがあるというか、確かに、本ともっとうまく戯れられるだろうなぁという感覚は間違いなくあった。

本著を開くとすぐにビジネス能力のチャートとかが書いてある。
意外とその分類も、隅に置けないクオリティではあって嫌いではないのだが、まぁ個人的にはそこは丸っとスキップしても良い気がする。
あくまでも心機一転、読んでは書いて、書いては読む、というのはいかがだろうか?私もまたどこかでリトライをしてみるつもりだ。

 
 
 

4冊目:あなたが世界のためにできる たったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ

  • 著者:ピーター・シンガー
  • 出版社:NHK出版

哲学者ピーター・シンガーが提唱する 効果的利他主義(EA) を一般向けに説明した書籍である。

この書籍では「善意だけでなく、データと理性で“最大の善”を生む行動を選ぼう」という思想が中心にかかれている。

普通の寄付や善行は感情、近さ、有名な団体で決まりがちだがこの本は どの行動が一番多くの命を救うか どの寄付が最も効果的かをデータと比較で考えることを提案している。

例: 同じ100万円でも 盲導犬1頭 マラリア予防の蚊帳数百枚 で救える人の数が大きく違う。

この考えにあなたは違和感を持っただろうか?
それとも、「何をそんな当たり前のことを」と思っただろうか?

これは私の勝手な憶測だが、おそらくこのブログを読んでいる方々を想像するに、この2つのリアクションはくっきり分かれるのではないかと思う。

別に良い悪いではない。
ただ、「こんなの当たり前じゃん。効果的に行こうよ」というものの思想の根底に『功利主義』が前提にあるとし、効果的な利他主義は一部から批評(批判寄りかな)されている。

この書籍(≒ 運動)は、多くの世界的フィランソロピーに影響を与えたとされており、ビル・ゲイツなどもその代表の一人だそうだ。おそらく、アメリカのテック長者とされるような人達の心を掴んだのだろう。

個人的には、効果的な利他主義(EA)はそれぞれ国毎に、形を変えながら、日本には日本に適した形でより普及していくのではないかという気がしているのだが、どうだろうか。

日常のビジネスとは少し離れ、非営利による課題解決のアプローチについて学びたい人におすすめの1冊である。

※ 関連する書籍としては、『現代思想 2024年8月号 特集=長期主義  ―遠い未来世代のための思想』なども興味がある人は手にとってみると良いかもしれない。

 
 
 

5冊目:三島由紀夫 石原慎太郎 全対話

  • 著者:三島 由紀夫, 石原 慎太郎
  • 出版社:中央公論新社

2025年は、三島由紀夫生誕100年ということで、おそらく、過去作品などに再び目をむける出版界のプロモーションがあったのだろう。多分に漏れずに、私の目にも留まり2024年終わり2025年前半まで、断続的に数冊読むこととなった。

その流れの中で手に取ったのが、作家であり後に政治家としても知られる石原慎太郎氏との対談をまとめた一冊である。本書には主に1960年代、雑誌などの企画で交わされた二人の議論が収録されている。

二人は同時代を代表する知識人だが、性格や思想、文学観は大きく異なる。特に印象的なのは、若き石原慎太郎が、当時文壇では明らかに格上だった三島由紀夫に対して臆せず意見をぶつけていくところだ。その場の緊張感が伝わってきて、非常に刺激的で面白い。

本書では文学論だけでなく、戦後日本の精神、国家観、若者文化など幅広いテーマが語られている。

内容を詳しく紹介することは省くが、個人的に強く感じたのは、戦後日本の精神的な弱さに対する二人の危機感である。武士道の捉え方には違いがあるものの、日本人がかつて持っていた覚悟や名誉の感覚が失われているのではないかという問題意識は、対談の随所から伝わってくる。

そして、読み終えた後、個人的に妙な連想が浮かんだ。三島由紀夫から石原慎太郎へ、そしてその影響を強く受けたと語る幻冬舎の見城徹、さらに見城氏の影響を受けたというサイバーエージェント藤田晋氏へと、ある種の精神性がつながっているように思えたのだ。もちろん私の勝手な連想ではあるが、そこには覚悟や胆力のような共通する気質が感じられたような気がした。なにかこう一本の筋のようなものが見えたような気がしたのだ。(ただの妄想というか直観なのだが)

この本を読んだことで、政治家としての石原氏ではなく作家としての石原文学にもはじめて興味が湧いた。晩年の政治家としての姿しか知らない人にとっても、若き作家・石原慎太郎を知る入口として面白い一冊だと思う。三島を入口に石原へ、あるいは石原を入口に三島へと遡る読み方もまた魅力的なのかもしれない。

 
 
 

6冊目:表現者クライテリオン2025年11月号

  • 著者:藤井 聡 (その他)
  • 出版社:ビジネス社

高市政権の話題が絶えない昨今、「移民政策」という言葉を聞かない日はないくらい、日本に居住する外国人についての話題である。

一言で、移民といっても、様々な方がおり、それぞれの立場からの見方によって、いくらでも議論の展開ができる特性があるからこそ議論の盛り上がりが異常に高いのがこのテーマの特徴であろうか。私自身もイマイチ、この議論の解決の方向性が掴みかねていた。

そんな中、非常にシンプルだが一つ下敷きにするうえで、納得感の高いフレームワークが紹介されていたのが月刊 表現者クライテリオンであった。

日本の労働力不足の解消、文化的基盤の保全、治安維持、日本人の心情、、、、相反する複数の重要な要素を統合していく上で、明確なトレードオフが存在する。

本著ではこのトレードオフを簡易的に数式を用いて説明を試みている。
以下、概ね引用をしてみる。

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以下、3つの変数として、

X=移民量(実際の移民の総量)
Y=移民キャパシティ(日本社会が公益を毀損せずに受け入れることができる移民量)
Z=移民需要(産業界が、産業の都合で受け入れて欲しいと望んでいる需要量)

このように定義すると、現状の日本は、簡単にいうと、Y<X=Z 。

つまり、産業界が受け入れたい量(Z)を、政府が推進していったことで、Xが実現してしまい、Yを超えている状態であると示している。

ではどうするか?

まずは、X(移民量)に上限キャップを設けて、超過分を制限する。
とうぜん、Z(産業界のニーズ)側が満たされないので、政府への強い働きかけが起こる。それを踏まえ、国民がX-Y に対応する移民問題ダメージを受けるか、Z-Xに対応する人手不足ダメージを産業界側が受けるのか、その内訳と対象をまずは分類すること。話はそこの整理をしてからであると。

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そして、更に一歩踏み込んだ解決として本著は続いていく、、、、。

いかがだろうか。

引用部分が限定的なのは惜しいのだが前後含めて丁寧に整理されている印象を私は持った。メディアで騒がれている規律の乏しい議論に目が回る前に、仮でも良いので1つ参照できるフレームワークを頭に入れておくことにも価値があるように思う。

私はこのあたりが不勉強だったということもあり、参照したいフレームワークとしてとても学びになった一冊である。

また、本著では、そのような労働力不足の対象となるエッセンシャルワーカーに対して以下のような大胆な提言も書かれていて中々興味深い。

政府からエッセンシャルワーカーへの補助金支援が最も効果的であるのと同時に、「エッセンシャルワーカーを公務員化し、高い賃金を政府が直接支払うという方法」について言及されており、視界がぱっと広がる感覚が持てた。

事業家の発想にはあまり無い角度や視点からの問題解決を見るという意味でも、とても知的な刺激があるのではないだろうか。

私にとっては、そういう考え方もあるのかぁという意味でとてもおもしろい号であったので今年のレコメンドに入れてみた。

 
 
 

最後に
ということで。

今回は上記307冊でした。(最初から最後まで食らいつきながら読んだのは本当に数えるほどしかない)

今回ご紹介した6冊は、いわゆる「今話題の本」や、逆に「どこでも紹介されていないような時流に乗らないマニアックな本」を意識して選んだものではありません。ですので、ラインナップとしてはそれほど目新しさのないものになっていないかもしれません。

ジャンルも、思想、思考論、読書法、社会哲学、政治とかなりばらばらで、ぱっと見たときには統一感のない並びに見えるかもしれません。けれど振り返ってみると、どの本も「いまの社会をどう理解するか」や「自分はどう考えるのか」といった問いに、それぞれ異なる角度から取っ掛かりを与えてくれる本だったように思います。

これだけ世界も日本も激しく動いている時期ですから、多くの社会人にとっても、程度の差こそあれ、関心が自然とそうした方向へ向かっていくのは、ある意味で自然なことなのかもしれません。

前述と多少重なる部分もありますが、2025年は、ニック・ランドや新反動主義について学んだことで、現代思想の地図の見え方が少し変わった年でもありました。また、効果的利他主義をめぐる議論に触れる中では、「善意」や「正しさ」を何によって測るのか、その前提そのものを改めて考えさせられました。

論理的思考に関する本では、自分自身の思考のクセや、日本的な思考様式のあり方に対して、妙に腑に落ちる感覚がありましたし、読書手帳の本からは、「本ともう少し丁寧に向き合うためのアナログな方法」としての気づきを得られたのも印象に残っています。

近年の読書では、「できるだけ深く潜る」ということを、これまで以上に意識するようになりました。とはいえ、毎日フルタイムで仕事をしている身でもあるので、読書に使える時間はどうしても限られています。ここでいう「深く潜る」とは、1冊の本にただ粘り続けるということではなく、初めて出会った概念や視点に対して、関連する本を何冊か横断しながら食らいついていくような読み方でした。

ある本で引っかかった言葉を別の本で確かめてみたり、少し異なる立場から読み直してみたりする。そうした往復を重ねながら、少しずつ輪郭をつかんでいく。そして、LLMがその作業を強烈に支援してくれる。そんなイメージです。

その結果、「少数の本を深く読む」ことになるのかと思いきや、実際には、関連する本を横断して読むスタイルになったことで、むしろ購入した本の数は大幅に増えていました。集計してみて、自分でも少し驚いたほどです。どうやら「深く潜る」ために周辺の本へ自然と手が伸び、その広がりが、さらにもう一段深く潜るための推進力になっていたようです。

もしこの6冊の中に「少し気になるな」と思う本があれば、その1冊からゆっくり付き合ってみるのも面白いのではないかと思います。

それでは、また来年の読書ログシリーズでお会いしましょう。

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